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「恥の感情」を打ち明ける意味とはなにか?それにふさわしい人とは誰か?

 
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ウェルビーイング・ライフコーチとして、身体的・心理的・社会的に充実した生活を送るための心理教育とコーチングを行なっています。

●ウェルビーイング心理教育ナビゲーター
●TCS認定コーチ

こんにちは。

すずきだいきです。

 

失敗しちゃった。こんなこと誰にも話せないよ、、、

だいき

 

あなたは、恥ずかしい思いをした時、その感情をどのように扱っているでしょうか?

 

  • 何かうまくいかなかった時
  • 自分の間違えに気づいた時
  • 失敗した時
  • 他の人と比べてしまって劣っていると思う時
  • 成長していないと感じる時
  • 思い通りにならなかった時

私たちは誰しも恥ずかしいという感情を覚えることがあります。

 

私たちを苦しめて、追い詰める「恥の感情」。

実はこの感情、恥ずかしいからといって押し込めて土に埋めておくのではなく、適切な相談相手に打ちあけたほうがうまく乗り越えられるんだそうです。

 

あなたは恥ずかしい思いをした自分自身のことを誰かに話すことはできるでしょうか?

そのことを話すに相応しい適切な相手はいるでしょうか?

 

ブレネー・ブラウンという人が「恥の感情」をメインテーマにした『「ネガティブな感情(こころ)」の魔法 〜「悩み」や「不安を希望に変える10の方法〜』という本を書いています。

 

読んでみましたが、この本素晴らしい本でした。

 

ここでは本の中から、

「恥の感情」を誰かに打ち明ける意味と、

「間違った相談相手」と「適切な相談相手」の見分け方

を紹介していきます。

 

「恥の感情」を誰かに打ち明ける意味とは?

 みんな恥ずかしい思いをしたときは黙りこんで隠そうとしがちですが、自分の体験を受け入れ、しかるべき人に打ち明けたほうがいいのです。しかるべき人とは、思いやりをもって聞いてくれる人のことです。・・・。

恥は共感してくれる人が現れて、温かい言葉をかけられると消えていく性質を持っています。

逆に、恥は「秘密主義」が大好きです。したがって、最も危険な行為は、恥ずかしい体験を自分の中で葬り去ろうとすること。恥は抑圧すると大きくなります。だから、私は大声で叫ぶようにしています。

恥や羞恥心という感情を覚えた時、それをなかったことのようにして土に埋めて通り過ぎるようにしてしまうと、多くの場合さらに長い間その感情と向き合うことになります。

というのも、「恥の感情」とは土に埋めても、しばらくすると芽を出して、さらに大きなものとなるという性質を持っているからです。

 

むしろ、それを適切に表に出すほうが、私たちはその感情をうまく乗り越えていくことができます。

不思議ですよね。

 

恥ずかしい思いって、どこかにしまっておきたくなるものなのに、隠そうと思う大きくなって、しかるべき人に聞いてもらうと消えていくんです。

 

人間は誰でも失敗します。

だからこそその失敗を責めるのではなく、その失敗を適切に受け止めてくれる共感者に自分を開示していくことが、前に進むためのカギになります。

 

恥をうまく乗り越えていくためには、

  • 適切な相談相手を見つけ出し
  • 自分のことを開示すること


が有効です。

 

間違った相談相手とはどういう人を指すのか?

ただし、恥を乗り越えるために自分の経験を打ち明ける相手は誰でもいいわけではありません。

間違った相談相手にそのことを話すと、かえって苦しみが増大することにも繋がります。

間違った相談相手の特徴とはどのようなものでしょうか?

 

①話を聞いて同じように恥ずかしいと感じる友人

あなたに呆れ、ショックを受けて当然だと思わせ、沈黙してしまうような人です。

そうなると、あなたがその相手に気を使わなければなりません。

自分が話した悩みを受け止めきれずに立ち尽くしてしまうような人。

そんな人に悩みを話すと、自分が問題であり、どうしようもない人間であることをさらに自覚させられるようになります。

 

自分を惨めな気持ちにさせたくなければ、そのような反応をしてしまう可能性が高い人に、自分の「恥の経験」を打ち明けることは避けたほうがいいでしょう。

 

②共感(「その気持ち、よくわかるわ。私にも経験あるもの」)ではなく、同情(かわいそうに……)する友人

私たちは共感されると、「このようなことは生きていればあることだ。ここから学んで進んでいこう」と、自分自身のことを受け入れ、前を向くことができます。

しかし、同情されると、自分に起きたその出来事に関して、もっと苦しんだり、悲しんだりすることが当然であるような思いになります。

その時、何か見下されているような気分になってしまうことさえあるのです。

 

③あなたを”完璧な人格者”としてあがめている友人

自分に対して、完璧な人格者と思っている人は、高すぎる期待をあなたに抱いています。

そのような人は、自分の理想が崩されることを良しとせず、受け入れ、共感してもらいたい恥の部分を、否定して見ないようにするか、ガッカリして去っていくというような行動をとりがちです。

 

④あなたの欠点に不機嫌になり、怒る友人

「どうしてそんなことをしたの? あなた、そんな人じゃないんじゃない。どうしちゃったのよ?」

とあなたを責めるか、さもなければ、人のせいにします。

「相手はどんな人? 仕返ししてやれば?」

こんなことを言われてもなぐさめにはなりません。

求めていない相手からアドバイスを一方的に与えられた時って、本当に嫌な気分になりますよね。

もし、相談相手があなたの恥を分析し、評価し、その影響を客観的に説明し始めたとしたら、あなたはどんな気分になるでしょうか?

さらには、説教してくるようなことがあったら、、、

 

恥の感情を乗り越えるために必要なのは、相談相手からの評価ではなく共感なのです。

 

⑤ネガティブなことを知りたくないという感情のために、あなたの経験を過小評価し、ポジティブなことしか言わない友人

「ちょっと大げさすぎるよ。大したことじゃないだろ? 今は動揺しているだけだよ。君はみんなとうまくやれるんだから何の問題もないよ」

ネガティブな感情にまるで共感せずに、「ポジティブになれば大丈夫!どうにかなるから!」としか反応してくれない人には相談するってどうですか?

 

この人、全然話聞いてくれてない、、、

だいき

ネガティビティを完全に排除したポジティブシンキングは、現実離れした空論でしかありません。

自分自身の現実や感じていることに共感せずに、「そんなの大したことがないよ」といって通り過ぎてしまう人に、私たちは自分のことを信頼して語ることはできません。

 

感情の中身を聞いて理解しようとしたり、共感したりしない人に自分の恥を打ち明けても、理解してもらえないことでのフラストレーションが溜まるだけです。

 

⑥「友達」の意味をカン違いして、自分を優先する友人

「へー、そうなんだー。ねえねえ、それより、私の話を聞いて!」

こういう人と話していると、友達って何なのか考えさせられちゃいますよね。

自分のことをただ利用しようとしている人には、適切に関わり方を変えていく必要があります。

 

実際は誰もが、間違った相談相手になりえます。

その時になんらかの出来事に巻き込まれてイライラしていたり、忙しくして余裕がない時には要注意。

状態を見極めながら、誰に相談していくかを考えましょう。

 

適切な相談相手とはどのような人か?

では、正しく適切な相談相手とはどのような人を指すのでしょうか?

 思いやりを期待する相手として適しているのは、強い信念をもった臨機応変な人。特に重要なのは、強みも悩みもすべてひっくるめてあなたを受け入れてくれるかどうかです。

自分の苦しみを、適切な人に話し、自分を褒めてあげましょう。ただし、しかるべき話題を、しかるべき時間に、しかるべき人にもっていきましょう。

ある部分だけを受け入れて、ある部分を受け入れないという相手に、自分の恥を打ち明けるのは難しいことです。

しかしどんな部分があるにせよ、それを受け入れて味方となってくれる人であれば、私たちは自分の恥を適切に打ち明けることができるでしょう。

 

うまくいく部分だけでなく、弱さを抱えて苦しんでいる部分も、失敗して恥の感情に悩まされている部分も含めてひとりの人間です。

意見や考えの違いを乗り越えて、寄り添ってくれるという相談相手を持ちたいものです。

 

まとめ

誰かの悩みを聞く時にも気をつけよっと!!

だいき

恥の感情を乗り越えるためは、土に埋めて隠すのでもなく、危険な相手に打ち明けるのでもなく、心理的な安全性が守られる場や相手に適切に伝えることが大事です。

なにより、自分自身も間違った相談相手になるのではなく、誰かの適切な相談相手になれるような姿勢を持っていきたいなと思わされました。

 

この本、とてもタメになります。是非読んでみてください。

 

学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。

 

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