自分と人を導くリーダーになるために。大切なのは「抽象度の高さ」だ。
苫米地英人『立ち読みしなさい!』
こんにちは!
速読インストラクターのすずきだいきです。
最近、Amazonプライム会員になりました。
Kindle端末を持っている人がプライム会員になると、一ヶ月に一冊、対象のタイトルから無料で本をダウンロードすることができます。
今回はその中から選べる一冊をチョイス。
認知科学者でもある苫米地英人さんの『立ち読みしなさい!』という本を読みました。
1、概要
本の中では、夢を叶える方法が記されていました。
メインメッセージは次の三つです。
- 心から叶えたいというゴールを設定すること
- エフィカシー(=自己能力に対する自己評価)を高め、自信を持つこと
- リーダーになること。抽象度を高くし行動すること。
色々と興味深いことが記されていましたが、今回はその中から興味深かったところ2つをピックアップしてお分かちしたいと思います。
2、現状の延長線上にゴールを設定してはならない。
目の前のニンジンを吊るされた馬が、それを食べようと走り続けるのが現状の延長線上にゴールを設定している状態です。目の前のニンジンというのは、身近な_ゴールや小さな目標です。目の前のことしか考えなくなる。これがダメな理由です。
しかし、視野を広げて観ると、目の前のニンジンの向こう側には広大なニンジン畑が必ず存在しているのです。目の前にある一本のニンジンを追いかけるあまり、広大なニンジン畑がスコトーマで見えなくなります。引用:『立ち読みしなさい』苫米地英人
「夢を叶えるために、明確なゴール設定をする」ということは、多くの本で語られることですが、この本を読んでなるほどと思ったのは、「現状の延長線上にゴールを設定してはならない。」ということでした。
人には「自分にとって必要だと思う情報しか見えない」という性質があります。一つの情報に集中すると、他が見えなくなります。
そういった心理的な盲点(スコトーマ)に騙されないために、現状の延長線上ではなく、その外にゴール設定をすることで、視野が広がり、新しい選択肢を持つことができるようになるということです。
3、リーダーに大切なのは抽象度の高さ。
リーダーに大切なことは「抽象度の高さ」です。「抽象度」を簡単に説明すると俯瞰で物事を観ると言う意味です。
引用:『立ち読みしなさい』苫米地英人
もう一つ心に残ったのは「抽象度」という単語です。
夢を叶えるには、リーダーになる必要があります。
自分の夢という目的地は、誰かが勝手に連れて行ってくれるものではありません。
夢を叶えるためには、人を導き、なにより自分を導ける存在にならなければならないのです。
そのリーダーに必要な資質が抽象度の高さであると、苫米地さんは語ります。
抽象度の高さとは、物事を俯瞰で見る力のことです。
抽象度の高い人は、高い位置から物を見ることができるので、客観的に物事を理解することができます。
現在置を正確に把握し、進むべき方向性を適切に示すことができます。
効果的な方法を考え付くこともできるようになるでしょう。
逆に抽象度が低い人は、目の前のことしか見えないので、一つの事柄に執着し、固執してしまう傾向があります。
思い込みが強く、自分勝手な考え方しかできません。
だからこそ、抽象度を高くする人と付き合い、情報を獲得するようにとのことでした。
確かにそうですよね。
話がすれ違ったりする時って、大体視点が別のところにあります。
目の前のことばっかり見てしまうと、なかなか創造的になれないんですよね。
視点の高さにちょっと気を使ってみようと思います。
まとめ
苫米地さん、今までに200冊以上本を出版してるんですって。
まあそれだけ出しているので、当たり外れは多いようですが、この本は当たりのほうです。
苫米地さんの本にしては、アマゾンのレビュー評価も物凄く高いです(笑)
思い込みって人間誰でもあると思いますが、それがどういう原理なのかがよくわかります。
むしろ、そういうものが理解できると、自分を成長させる糧にもなるんだということを教えられました。
ぜひ、みなさんも読んでみてください。
学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。