幸せを科学的に考える。ポジティブ心理学とはなにか?

「私たちは今、こんなに豊かになっているのに、なぜ幸せではないのだろうか?」

ーーミハイ・チクセントミハイ

ポジティブ心理学とは、私たちが生まれてから死ぬまで、またその間のあらゆる出来事について、人生でよい方向に向かうことについて科学的に研究する学問である。

ーークリストファー・ピーターソン

こんにちは。

ウェルビーイング心理教育ナビゲーターのすずきだいきです。

 

心理学っていっても右から左まで、色々あるんですよね。

その中で、僕自身が中心的に学んでいるのがポジティブ心理学です。

 

ポジティブ心理学、実は最初はちょっと懐疑的でした。

というのも、なんだかすごく成功哲学的な感じがして、そういうものに対する抵抗が若干あった僕にとっては、なんか前向きになれないネーミングだったから。

自分にはネガティブな部分があるし、それを含めで自分だし、そういうのを否定されたくない。

 

でも実際、ポジティブ心理学をちゃんと学んでみると、成功哲学とかただポジティブシンキングで行けばオッケー!ハッピー! みたいなものとは違いました。

すごくタメになるし、信頼できるようなものでした。

 

これを読むとポジティブ心理学っていったいどんなものなのか? ということを知って、幸せや健康に生きていくヒントが見つかります。

 

心理学の過去

科学的ではなかった心理学

最近、日本ではアドラー心理学が流行ったりしていますが、世界規模の視点からすると、アドラーはもはや心理学ではなく哲学のように扱われているということをご存知でしょうか?

というのも、アドラーは、なるほど納得と思える理論を展開してはいますが、その裏付けが科学的な手法ではないから。

 

 「心理学の父は?」と聞かれて、真っ先に浮かぶ人物は誰だろうか。多くの人が、フロイトやユングを挙げるのではないだろうか。私自身も、かつてはそうであった。

自我、リビドー、コンプレックス、夢分析……、彼らが口にする概念は、すべてが謎めいていて魅惑的だ。深層心理への不思議な旅に、現代を生きるわれわれを、いまもなお、いざなってくれる。

◉科学的ではなかった19世紀の「心理学」

しかし、ちょっと思い巡らせてみて欲しい。いったい誰が「自我」をその目で見たというのか? 誰が「コンプレックス」を、測定し数値化したというのか?

フロイトやユング、そしてアドラーらが「心」を研究していた19世紀、心理学は、哲学やキリスト教の影響を少なからず受けていた時代であった。つまり、産声をあげたばかりの心理学は、まだ「現代科学」の体裁を整えておらず、当時の思想、文化、神話から独立していなかったのだ。

むしろ、当時重視されたのはビリーバビリティ(Believability=話のもっともらしさ)であった。したがって、無意識や抑圧といった概念を「眼で」測定できるようにすることや、実存するということを「証明」しようとする営みは”思想家”たちにとってさほど重要な関心事ではなかったのだろう。

植木理恵『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』p.8-

 

深層心理といったものを扱い、話のもっともらしさが評価される心理学から、現代の心理学の領域では科学的な手法による調査というものが、評価されるようになりました。

  • 目に見えるものに注目する
  • 測定できるものについて、科学者は論じるべき

といった前提のもとに「仮説→実験→解釈→考察」といったプロセスで積み上げられているのが現代の心理学。

 

つまり、深層心理の領域をああだこうだと語る心理学の時代が、実験心理学こそが心理学の中心という時代にシフトしているということです。

 

病気にフォーカスしていた心理学

もう一つ、21世紀に入るまでの心理学の中心は、主に病気に焦点が当てられているものでした。

  • 精神的な問題や病気を抱えている人たちをどう分類できるか?
  • その人たちは、なぜそのような症状を発しているのか? 原因はどこにあるのか?
  • そのような人の症状を抑え、治療し、精神的な問題を解決するためにはなにができるのか? どのような薬が効くのか?

というように、心の病気がどのようなものであるかを知り、治療するために何ができるのか? といった方向が心理学の中心でした。

主には「臨床心理学」といった分野です。

 

心理学者の助けを得るといった場合に、今でもどこかでネガティブなイメージを思い浮かべるのはこのようなところにあるのかもしれません。

 病理モデルを導入した代償として、心理学者は「被害者のために存在する学者」とか「病理を見つけたがる人」というネガティブな見方をされ、心理学は日々の生活の向上や優れた才能の特定、育成の取り組みに失敗してきました。

それを端的に説明するために、あなたが友人たちに心理学者に会いに行くと告げた場面を想像してみてください。友人たちの反応はおそらく「どんな問題を抱えているの?」でしょう。「それはすごい! 自分を向上させるつもりなんだね」といった言葉は決して返ってはこないでしょう。

多くの心理学者たちが指摘していますが、「何が生きがいのある人生を作るのか」や、「普通の人々が、極限状態ではなく日常の環境で、どうしたら豊かに生きることができるのか」と言うことについては、ほとんど一般的に知られてはいません。

イローナ・ボニウェル『ポジティブ心理学が一冊でわかる本』p.26

 

また、病気ではない人たちが心の病を患わないようにすることを目的とした予防の方向性にある「公衆衛生学」とか「健康心理学」といった分野の心理学もあります。

いずれにしても、病を克服するとか、病にならないようにするといったところに主な焦点が当てられていたものでした。

 

これらの心理学はいずれも非常に有用なもので重要です。

しかし、それだけでは、本当の意味で健康を扱いきれてはいないように思えます。

 

ポジティブ心理学のスタート

1998年、マーティン・セリグマンによる提言

そんな心理学の歴史の中で、1998年、当時アメリカの心理学会の会長であったマーティン・セリグマンはそれまでの心理学の貢献のあり方を見直して、しあわせに関する科学的な研究を行い、人々のしあわせに貢献していくことを提言しました。

この心理学は心の病気ではなく、心の健康を焦点としています。

より健康で満たされた状態とは何か? を科学的に探求し、そのための研究や理論を展開しています。

 

 この分野が「ポジティブ心理学」と呼ばれるようになったのは、私の研究仲間であるマーティン・セリグマンがアメリカ心理学会会長の役職にあったとき、発議の一つとしてそう命名したことによる。

ポジティブ心理学が生まれた背景の一つに、第二次世界大戦以降の心理学は、人間の疾患とその治療法に注目することに力を傾けすぎてきた、というセリグマンの認識がある。

けれども、このように病理面が強調されたことで、今まで代償が伴ってきた。多くの科学的な心理学は、人が人として、よりよい生き方をするためにはどうしたらよいのか、という研究を無視し続けてきた。よい生き方について語ることは、通俗心理学の担い手や、自己啓発系の語り手、はてはエセ教祖たちに比べてもほとんどしてこなかった。

ポジティブ心理学は、今こそバランスの悪さを修正し、疾病モデルについてまん延している前提に挑戦するときである、と提唱する。ポジティブ心理学は、人間の弱さと同じくらい強さに注目し、最悪のものを修復するのと同じくらい最高のものを築き上げることに関心を持ち、苦悩のどん底にある人の傷を癒そうとするのと同じくらい健康な人の人生を充実したものにすることに注意を向けようではないか、と提唱しているのだ。

人間の諸問題に関する心理学の過去の問題意識はもちろん理解できるものだ。それはこれからもなくなることはないし、またなくなるべきではない。ポジティブ心理学者が主張しているのは、過去60年における心理学が不完全なものなのだ、ということだけなのだ。この提議は単純なものに聞こえるかもしれないが、実は視点の大展開を要するものなのである。

ポジティブ心理学が推進する最も基本的な前提とは、人間の善良さや優秀さは、病気や障害や苦悩と同じくらい本物だ、というものだ。過去にも現在にも、心理学の研究の中には、ポジティブ心理学の研究として主張できるような、数多くの優れた研究が存在している。

クリストファー・ピーターソン『ポジティブ心理学入門「よい生き方」を科学的に考える方法』p.6-

 

セリグマンが心理学者として名をあげたのは「学習性無力感」についての研究。

彼ももともとは、心の健康よりも心の病や問題についての研究者だったのです。

関連記事:努力しても無駄?やる気をなくす「学習性無力感」を克服するヒントがこれだ。

 

しかし、そのセリグマンが心の健康にフォーカスするポジティブ心理学を提言しました。

それはなぜでしょうか?

ここには、一つのストーリーがあります。

 

ニッキの物語

セリグマンにとって、ポジティブ心理学という分野の研究に大きく舵を切ったのは、当時5歳だった彼の娘のニッキとのやり取りがきっかけでした。

実は当時のセリグマンは、心理学を学び、研究し、それを教えつつも、自称「不機嫌な人間」。

仕事中心の生活を送っていて、たわいもない世間話にも耐えられないほどだったんだとか。

楽しくいきいきとしていた彼の妻や娘たちの中で、「太陽の光で輝いている家の中を歩き回る雨雲」のような存在だったんだそう。

 

そんな彼が娘のニッキと一緒に庭の草取りをしていた時のこと、雑草を放り投げたり、踊ったり、歌ったりしている娘をセリグマンは怒鳴りつけました。

彼女は歩いて去っていき、そして数分後に戻ってきた時に、このように語りました。

「パパ、お話があるの」
「何だね、ニッキ?」
「パパ、わたしの5歳のお誕生日の前のこと、覚えてる? 3歳から5歳になるまで、わたし駄々っ子だったでしょ。毎日ぐずぐず言って。5歳の誕生日のとき、わたしもう泣き言は言わないって決めたの。それは今までやったことの中で一番難しいことだったわ。でもわたしがぐずぐず言うのをやめることができたのだから、パパもそんなに機嫌が悪いのをやめられるでしょ。」

その瞬間、セリグマンに一つの気づきが訪れた。実際には二つの気づきだった。一つ目は、個人的な洞察だったーー子供を育てるというのは、子供の欠点を直したり、何でも間違っていることを正そうとしたりすることではない。むしろ、子供の強みを見つけ、それを伸ばしてあげようとすることだ。ニッキの場合、そのような強みは、自分自身を向上させようとする早熟な意志と、気難しい自分の父親に挑み、父親の内にも同じ意志を見出そうとする能力とを含むものであった。

二つ目は、ポジティブ心理学へとつながった心理学者としての洞察であった。既存の心理学は、こうした注目すべき人間の強みについて、ほとんど関心を払ってこなかった。このような強みはどこに由来するのだろうか? それらはどうすれば強化されるのだろうか? ニッキについて「泣き言を言わない子」と説明してしまうと、彼女の本質を大きく見誤ることになる。どんな人に関してでも、その人の持つ(または持たない)弱点や欠点に関して説明すると、人間の条件の半分ーー人生を生きる価値のあるものにする、明らかによい方の半分ーーを無視することになる。そして、確かに、庭の雑草は最終的に取り除かれたのであり、セリグマンは以前に比べて不機嫌な人ではなくなったのだ。ニッキはそのまま明るく彼女らしくあり続けたし、10代になってさえ、あの日の午後と同じ彼女のままであり続けたのだった。

クリストファー・ピーターソン『ポジティブ心理学入門「よい生き方」を科学的に考える方法』p.28

 

セリグマンは娘のニッキとのこのやりとりで、自分の親としての姿勢、セルフコントロール、心理学への向き合い方を考えたのです。

ただネガティブに感じることをもぐらたたきのようにして、指導していくのが子育てではありませんし、ましてや私たちの人生ではないはずです。

 

悪い選択をしないために何ができるか? と同様に、より良い選択をしていくために、自分の良さを活かしていくために何ができるのか? を考えていく。

これがポジティブ心理学のスタートです。

 

ポジティブ心理学の研究分野

生きること全般に関わるポジティブ心理学の研究分野は幅広いのですが、

  1. ポジティブな主観的経験
  2. ポジティブな個人的特性
  3. ポジティブな制度

という3つのテーマに分類して説明することができます。

 

1、ポジティブな主観的経験

ポジティブな主観的経験は、

  • ポジティブ感情
  • 幸福感
  • 快感
  • 満足感
  • 充実感

といった領域に関するもの。

 

目の前にある良い選択肢を見つけて手に取るためには、鬱々としてネガティブである状態よりも、前向きで気分の良い状態であることがとても有益です。

この領域では、「よい行いをすること」や「よい人間であること」よりも、「良い気分を感じること」に焦点を当てます。

 

2、ポジティブな個人的特性

ポジティブな個人的特性は、

  • 強みとしての徳性
  • 才能
  • 興味
  • 価値観

といったものを扱います。

 

そのために

  • 愛する能力
  • 勇気
  • 忍耐
  • 許すこと
  • 独創性
  • 知恵
  • 対人スキル

といった「よい人生」の構成要素や、「よい人間」になるために必要な個人的資質を取り扱います。

 

私たちが真に健康に満たされて生きていくためには、ただ単に問題が起きないようにとか、迷惑をかけないようにという視点だけではなく、問題が起きてもそこから立ち直り、失敗する可能性があったとしても一歩を踏み出す姿勢が必要です。

この領域を学ぶことで、成長に向かっていく人生に役立つ知恵を得ることができるでしょう。

 

3、ポジティブな制度

ポジティブな制度は

  • 家族
  • 学校
  • 職場
  • 共同体
  • 社会

といったものに関する研究領域です。

 

人間は社会的な生き物で、他者との関わりを取り除いて生きて行くことはできません。

そのために、

  • 道徳
  • 社会的責任
  • 教育
  • 利他主義
  • 礼節
  • 寛容
  • 労働倫理
  • ポジティブな組織

といった社会的な領域に個人としてどのように関わり、人々がよりよく生きるためにはどのような社会を築いていくことが有効なのかを研究します。

喜びややりがいを感じることができる社会や組織に関することを取り扱います。

 

ポジティブ心理学とウェルビーイング

ポジティブ心理学における幸せは「happiness」ではない

幸せという言葉を表現する英単語として、私たち日本人は多くの場合「happy」とか「happiness」いうものを思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、ポジティブ心理学で扱う幸せとは、単なる「happiness」とは異なるものなんだそう。

 

こんなストーリーがあります。

日本の幸福学という分野の代表的な一人である慶應大学の前野先生が著名なアメリカ人の教授と会話をした時のことです。

 

「私はhappinessの研究をしている」ということを前野先生が告げると、思いもよらない言葉が返ってきたそう。

「私は、人生において、happinessよりも大事なものがあると思う」

「happinessはドラッグや酒でも得られるものだが、そんなことでhappyになっても、いい人生だとは思わない」

 

もちろん前野先生自身も、そのような意味での幸福を追い求めていたわけではありません。

「ドラッグでハイになる」とか、「大金持ちになって、美味しいものを食べて、美人と南の島でのんびり過ごす」といったものを指して「happiness」という言葉を使ったわけではないのです。

しかし、実際には「happiness」という言葉も、日本語の「幸せ」という言葉も、刹那的な良い気分を表現するためにも用いることができます。

これは前野先生にとっても一つの気づきとなるエピソードだったようです。

 

ポジティブ心理学が目指している幸せや良い状態とはそのようなものではありません。

ではいったい、ポジティブ心理学の目指している状態とはどのようなものなのでしょうか?

 

ウェルビーイングという方向性

「ウェルビーイング」

最近少し耳にするようになったという方も、全然わからない、聞き慣れないという方もいらっしゃると思います。

 

実はこれ、「身体的、心理的、社会的にすべてが満たされた状態」を意味する言葉です。

「しあわせな状態」という意味で使われることもあるんだとか。

1946年に制定されたWHO憲章の草案にある「健康の定義」の概念を表現する言葉として使われています。

WHO(世界保健機構)健康の定義/1946年

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にもすべてが満たされた状態(well-being)にあること。

公益社団法人 日本WHO協会HP

 

WHOが「健康」という言葉の定義を発表してから、60年以上の月日が経っていますが、今でも「健康」という言葉が日常で使われるときには、主に肉体的なものを中心とした捉え方がされているように感じます。

 

しかし、身体に悪いところがなかったとしても、精神的には活力がないという状態を想像してみてください。

病気ではなかったとしても、まったく人とのつながりを感じられずに、孤独さを抱えて過ごしているとしたらどうでしょうか?

それを本当に「健康な状態」ということはできるのでしょうか?

 

このように、健康という言葉を、ただ単に「肉体的な面で病気ではない」という意味で使う人たちが多い中、ウェルビーイングという言葉を用いるならば、身体的・心理的・社会的にすべてが満たされているという意味での「健康な状態」「しあわせな状態」を表現できるのです。

 

ポジティブ心理学の中でも、幸せや良い状態へ向かうものとしてさまざまな指標や定義がされていますが、その中でもとりわけこの「ウェルビーイング」という言葉が最もわかりやすい方向性を指し示しているものと言えるのではないでしょうか。

 

ウェルビーイングの要素とは?

さて、ではこのウェルビーイングとはどのような要素からなっているのでしょうか?

ここでは

ポジティブ心理学の提唱者マーティン・セリグマンが提唱した「PERMA」と、日本の幸福学の代表的な学者である前野隆司先生が紹介している「幸せの4因子」について紹介します。

 

PERMA

セリグマンは、幸せを一つの尺度で理解できるものではなく、次の5つが組み合わさったものであると伝えています。

  1. ポジティブ感情(Positive Emotion)
  2. エンゲージメント(Engagement)
  3. 人間関係(Relationship)
  4. 意味、意義(Meaning)
  5. 達成(Achievement)

 

それぞれの頭文字をとってPERMA(パーマ)モデルと呼ばれています。

 

幸せの4因子

幸福に影響する要因はたくさんあります。

前野先生は、たくさんある要因を研究し、幸せの因子分析を行い、その中で幸福と深く関わりのある4つの因子を特定しました。

それが次の4つです。

1、「やってみよう!」因子(自己実現と成長)

  • コンピテンス(私は有能である)
  • 社会の要請(私は社会の要請に応えている)
  • 個人的成長(私のこれまでの人生は、変化、学習、成長に満ちていた)
  • 自己実現(今の自分は「本当になりたかった自分」である)

2、「ありがとう!」因子(つながりと感謝)

  • 人を喜ばせる(人の喜ぶ顔が見たい)
  • 愛情(私を大切に思ってくれる人たちがいる)
  • 感謝(私は、人生において感謝することがたくさんある)
  • 親切(私は日々の生活において、他者に親切にし、手助けしたいと思っている)

3、「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)

  • 楽観性(私はものごとが思い通りにいくと思う)
  • 気持ちの切り替え(私は学校や仕事での失敗や不安な感情をあまり引きずらない)
  • 積極的な他者関係(私は他者との近しい関係を維持することができる)
  • 自己受容(自分は人生で多くのことを達成してきた)

4、「あなたらしく!」因子(独立とマイペース)

  • 社会的比較志向のなさ(私は自分のすることと他者がすることをあまり比較しない)
  • 制約の知覚のなさ(私に何ができて何ができないかは外部の制約のせいではない)
  • 自己概念の明確傾向(自分自身についての信念はあまり変化しない)
  • 最大効果の追求(テレビを見るときはあまり頻繁にチャンネルを切り替えない)

前野隆司『幸せのメカニズム』p.104-

 

確かに、「やってみよう!」「ありがとう!」「なんとかなる!」「あなたらしく!」という四つが満たされていたら、とても充実して幸せな状態であるように思えますね。

関連記事:幸福学者が教える幸せの四つの要素がこれだ!長続きする幸せのために必要なもの。

 

ポジティブ心理学はネガティブをも大切にする

そういえば、ここでポジティブ心理学というネーミングにつきもののよくある誤解を解いておきたいと思います。

ポジティブ心理学は、何でもかんでも「ポジティブ♪ポジティブ〜♪♪」といって乗り越えるポジティブ・シンキングとはまったくの別物です。

 

もちろん、ポジティブ感情にある良いことには注目しますが、ポジティブな自分もネガティブな自分をも肯定し、そのような感情にある意味や意義を考えます。

確かにネガティブ感情には、目の前のことに思考を集中させ、長期的な視野を奪ってしまうという要素もあります。

しかし、目の前の危険を認識し、自分のいる場所の安全を確認し、人間のブレーキともいえる重要な役割を果たしているのです。

 

時に私たちは、自分の一部をどこか切り離して、良い人間になりたいと考えてしまうことがあるのかもしれません。

しかし、それは何が大事な部分も含めて、切り捨ててしまうということでもあるのです。

考えてみると、誰もが弱さや足りなさを抱え、ユニークな強みを持っています。

だからこそ、誰かに補ってもらい、自分も誰かを助け合いながら生きていけるのです。

ネガティブなものを切り捨てずに生きていく意味も確かにあるように思えます。

 

ポジティブ心理学を学びたいあなたへ

さて、ここまで、ポジティブ心理学とはなにか? ということをまとめてみました。

が、これはさわりの部分です。

 

ウェルビーイングに活用できるポジティブ心理学の知見をもっと自分で学んでみたいという方は、一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー(AWE)の講座の受講をお勧めします。

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また、私すずきだいきもウェルビーイングに関する情報を発信していきますので、ぜひこのブログやLINE@もチェックしていただければと思います!!

 

まとめ

だいき
ポジティブ心理学って、いいもんなんだね。ウェルビーイングに生きたい!

長くなりました。

心の健康に関する科学的な知見を提供するポジティブ心理学。

とても面白い分野ですよね!

 

具体的な中身についてもこれから発信して行こうと思います。

ぜひ、楽しみにしていてください!

 

では、今日はここまで。

 

学んだことで生き方を変えよう!そして一歩を踏み出そう!

 

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