物よりも経験にお金を使うことのほうが幸せになれる8つの理由

こんにちは。
すずきだいきです。
この前はタワーマンション買ったけど、今度はポルシェが欲しくなっちゃった。
だいき
以前、「モノより思い出♪」っていうコマーシャルがテレビで流れていることがありましたが、あれ、心理学的にも正しいといえる理由があるんだそうです。
もっと正確に言えば、「人を幸せにするのは、物ではなく経験だ」ということ。
もちろんお金を使う必要がある経験もあれば、お金を必要としない経験もあります。
いずれにしろ、物を買うよりはそのことを継続的に喜べるって言う事は確かです。
ここでは『リュボミアスキー教授の人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法』から、「物よりも経験にお金を使うほうが幸せになる8の理由」 をお伝えします。
リュボミアスキー教授の 人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法
目次
人を幸せにするのは物ではなく、経験である。
「人を幸せにするのは、物ではなく経験だ」ということが、さまざまな根拠から明らかになっています。友人とハイキングをしたり、夜、家族でゲームをしたりするといった経験の大半は実質的にお金がかかりません。車やオートバイでの旅行、豪勢なディナー、料理教室、ロック・コンサートなど、お金がかかる経験も数多くあります。最も幸せな人は、あらゆる物から経験を引き出すスキルを最高に備えた人だ、と考えられます。そういう人たちはギターであれ、航空券であれ、絵本であれ、ケーキのデコレーションを学ぶ料理教室であれ、経験を引き出せる物にお金を使うからです。
まず、お金を使う習慣を変える前に、「どうして、そのような行動をとるのか」という科学的な裏付けが重要です。なぜ、経験の方が物よりも優れているのでしょうか?
「あのカバンが欲しい!」
「スマホはやっぱり、iPhoneじゃなくっちゃ。」
そんなふうに物にお金をつぎ込んでませんか?
実は、物を所有することによって得られる幸福感や満足感は長続きしません。
それには理由があります。
継続的に幸福感や満足感に満たされている人は、物よりも経験を大切にしているんだそうです。
そして、お金を使う際にも、ただ所有するためではなく、なにかを経験するために使っているんだとか。
さらに言えば、物を買っても買いっぱなしにするのではなく、それをなにかを経験することに用いているという人が最強です。
ということで、ここから本題。
「物よりも経験にお金を使ったほうが幸せになれる8つの理由」です。
1、人は物には慣れてしまうから。
1つは、品物の大半が買った後も変化せず、人は買った物にたちまちに慣れてしまうからです。
人って慣れる生き物なんですよね。
そこには辛い状況にも柔軟に適応できるようになるっていう良い面もあるんですが、一方では手に入った幸せが次の日には普通になってしまうということでもあります。
多くの場合、物というのは変化しません。
新型のスマホを手に入れても、しばらくするとまた新しいのが欲しくなったりするんですよね。
今の機能だって十分に使いこなせてないのに。
2、経験の社会的な側面は、喜びを強くするから。
2つ目は、経験というものは本来、社会的なものだからです。物よりも、ほかの人たちと分かち合い、期待し、追体験する傾向が強いのです。
経験というものは、多くの場合、誰かといっしょに何かをするという社会的な側面をもっています。
人が幸福感や満足感を覚えながら生きるためには、この”社会的”というのが重要なポイントです。
WHO(世界保健機構)では、健康を「病気でないとか、弱っていないとかではなく、肉体的、精神的、社会的にすべてが満たされた状態にあること。」というように定義しています。
誰かと誰かとの関わりの中での自分が満たされた状態でこそ、私たちは健やかだといえるのです。
物を買うときの期待や、その嬉しかった感情は過ぎ去っていきますが、社会的な経験というものは、思い出すたびにその喜びを味わうことができるんですよね。
持っている物を自慢するよりも、一緒に何かをすることのほうが、私たちの関係は近づくはずです。
3、経験は物よりも、比較する頻度が少ないから。
3つ目は、物を他の人と比較するよりも、経験をほかの人と比較するほうが頻度が少ないことです。
物を比較するって結構簡単にできるんですよね。
テレビだったら「大きさ」「うつりの綺麗さ」や「薄さ」なんてのも入るんでしょうか。
パソコンだったら「メモリ」「記憶媒体の容量」「CPU」とか。
まあ、高いか安いか、質がいいのか悪いのかっていうのは結構なんとなくわかるもんです。
で、自然と比べちゃうんですよね。
「あ、あの人自分のよりもいいもの持ってる!」
「あいつのよりは俺のやつのが絶対いい」
そんなふうに優越感と劣等感のジェットコースターに乗ってると、だんだんと嬉しい気持ちも吹っ飛んでいきます。
でも、経験を比べようとすると、めっちゃ想像力が求められます。
誰の新婚旅行が幸せだったか?とか、映像で見て比べたとしても、あんまわかんないでしょう。
行った場所や食べた物、泊まったホテルに結婚相手。
うん、考えるだけで疲れます。あんま意味ない気もするし。
自分にとってどういう意味があったのかってことに集中できるからこそ、私たちはその価値をちゃんと喜べるということです。
4、経験は物よりも比較する傾向が少ないから。
4つ目は、経験は物よりも比較をする傾向が少ないからです。
比較は多くの場合、幸福感を引き下げます。
「これはいい!」と、思ってなにかを買っても、それと同じものが別のところでもっと安く売っているものを見ると、私たちはなんだか損した気分になります。
手にしたもの自体がなにも変わっていなくても、比較を重ねることによって、その価値が下がっていくということが私たちの心の中では起こるのです。
なので、何かの買い物の際には、購入前に価格を徹底的にリサーチすることがあっても、購入後に価格をチェックすることはやめたほうがいいでしょう。
元来、物というのは比較しやすい性質があります。
一方、経験を比較することはなかなか単純にはできません。
比較する傾向が少ないおかげで、私たちは経験から得たものを素直に喜ぶことができます。
5、物の価値は減り、経験の価値は増えていくから。
5つ目 は、一般的に品物は時が経つにつれて古くなったり、つまらなくなったりして、ついには別の物に変えたくなりがちですが、経験の方は時が経つにつれてよりポジティブに、より楽しかったものに変化していくからです。
多くの場合、古くなった物の価値を高く見積もることはあまりしません。
しかし、経験というのは、時が経つにつれて、ポジティブに捉えられるようになる傾向があります。
例えば 学生時代の失敗も、後になって考えるといい思い出だったとか、あの経験のおかげで今があると解釈できるようになったりもします。
6、感情移入する経験を、ほかの物と交換したがらないから。
6つ目は、私たちは経験に対して感情移入しがちで、ほかの物とあまり交換したくないと思うからです。
持っているものによって自分が決まるのではなく、今まで通ってきた人との関わりや経験が今の自分を作っているということを私たちは知っています。
そのため、人は自分自身にとってかけがえのない経験を、誰かにゆずり渡そうとはしません。
自分の心の中にある経験やそこから生み出された信念は、ほかの人に自由にさわらせることはできないのです。
7、経験には、挑戦や冒険がともなうから。
7つ目は、経験には挑戦や冒険が伴うかもしれないからです。
ストレスというのは多くの場合、敬遠されますが、同時に成長の糧にもなるんですよね。
私たちの経験には、そういった汗や涙が練りこまれています。
苦労して乗り越えた様々な経験は、人生にとって大きな価値をもたらします。
その経験によって、自分自身が成長したことを私たちは知っているはずです。
8、物にはお金がかかるから。
最後の8つ目は、物によって経験ほど幸せになれないのは、物を手に入れようと夢中になりすぎると、費用が多くかかるからです。
お金は使えば無くなります。
そして、物を買うにはお金がかかります。
さらに、私たちはなにか物を買ったとしても、結局はすぐに慣れてしまうのです。
物を買うこと自体に善悪はありません。
しかし、今自分が手に入れようとしている”物自体”が自分を幸せにしてくれるわけではないということは、覚えておくべきでしょう。
むしろ、それより安価で継続的に幸福感を味わうことができる方法があるのかもしれません。
お金がなくなれば余裕がなくなっていきます。
物を増やすことに心を向けるのではなく、経験を生み出すことに心を向けましょう。
まとめ
物より思い出って本当にその通りなんだな。
だいき
私たちの幸せのためには、物よりも経験を選び、お金を使うほうが賢明です。
物を所有することによって人と幸せを比較するのではなく、経験を積み重ねることによって自分固有の喜びを積み重ねていけたらいいですね。
この本も是非読んでみてください!
リュボミアスキー教授の 人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法
学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。
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