『薬に頼らずうつを治す方法』で知った「質的栄養不足」と「うつ」の関係性

もし、あなたやあなたの大切な家族や友人の苦しんでいる「うつ症状」の主要な原因が

  • トラウマのような経験
  • 職場や家庭環境
  • 精神的なストレス

で、なかったとしたら?

 

その「うつ症状」の根本的な治療が

  • 薬物療法(心療内科や精神科での処方される薬の服用)
  • 精神療法(カウンセリングなど)

よりも、もっと効果的にできるとしたら?

 

あなたは、その原因と治療方法を知りたいと思うでしょうか?

 

この記事は、うつで苦しんでいる人や、うつで苦しんでいる人を助けたいと思っている人たちのために書きました。

ウェルビーイング・ライフコーチのすずきだいきが、『薬に頼らずうつを治す方法』のポイントと、読んで感じたことをシェアします。

この本を読んで感じたのは、心と身体がつながっているということ。

心の問題を見ると、多くの人は、「そういう心が原因だ」とか、「あのトラウマ的な出来事が原因だ」とか、単純に目に見えるもので判断してしまいがちです。

しかし、目の前で起こっているところから一歩身を引いて、心や身体を横断的に捉えていくことによって、高い視点からより効果的な取り組みができるようになっていくということに気づかされる一冊でした。

関連記事:『薬に頼らずうつを治す方法』から学ぶ「質的栄養不足の解消方法」

うつの主要な原因は、「質的栄養不足」にある

あなたが「普通にバランスよく食べている」としても、質的栄養失調になっている可能性は非常に高いはずです。…。

わたしが診療していて感じるのは、「普通のバランスの良い食事」をしているという方でも、多くは糖質過多になっており、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルが不足しているということです。そしてたくさんの症例から、質的栄養失調を改善させれば多くの心の病気は完治できることも経験しているのです。

精神科医・藤川徳美『薬に頼らずうつを治す方法』p.42

著者の藤川先生は、うつの主要な原因のひとつは「質的栄養不足」にあると主張しています。

 

というのも、タンパク質と鉄分が不足することによって、

  • 幸せを感じさせる神経伝達物質のセロトニン
  • 喜びを感じさせる神経伝達物質のドーパミン


が生成できなくなるから。

 

「普通にバランスよく食べている」と本人が思っていたとしても、そもそも健康に気分良く過ごしていくために必要なタンパク質の摂取量というのは、結構多くて足りていないことがあります。

たとえば、欧米人の肉の摂取量は日本人の3倍とも言われるそうで、タンパク質不足はそんなに問題にはなりません。

しかし、日本人の通常の食生活では、肉の摂取量が少なすぎて、健康が保てるタンパク質の量にはとても追いつかないんだとか。

重要なのは、不足しがちな栄養素をしっかりと意識して摂取することです。

 

タンパク質は幸せや喜びを感じさせる神経伝達物質の材料、鉄分はそれを作るときに必要な道具

健康な脳には、

  • 幸せを感じさせるセロトニン
  • 喜びを感じさせるドーパミン

という神経伝達物質が満たされています。

 

しかし、タンパク質と鉄分が不足していると、それらの神経伝達物質が生成されなくなります。

その理由は、

  • 「タンパク質」は「神経伝達物質」の材料
  • 「鉄分」は「タンパク質」を「神経伝達物質」に変えていく過程で必要な道具

だからです。

 

タンパク質

  • 骨、皮膚、臓器、筋肉、血液など、体のあらゆるパーツの材料
  • すぐなくなるから1日に複数回取る必要がある
鉄分

  •  血を作る
  • エネルギーの生成に働く
  • 女性の9割は足りていない

 

タンパク質や鉄分が不足すると、結果として脳内から幸せや喜びを感じさせる神経伝達物質が減少するというメカニズムです。

 

根本的な解決は栄養療法から

心と身体はつながっている

心と身体は切り離されて存在してはいません。密接につながっているのです。

だから、心の不具合は身体に出るし、身体が不調であれば心にも影響が出るわけですよね。

 

これらを別個のこととして捉えるのではなく、全体として考えていくことが改善への道を進むために必要な考え方です。

 

ベースは栄養療法

質的栄養失調が心の病気を引き起こしている可能性は非常に高いといえます。

心の病気の完治を目指す治療のため、わたしのクリニックは栄養療法がベースです。補助的に栄養療法を行うのではなく、栄養療法こそが治療の基本であり、病気の原因を取り除くための方法だと考えているのです。

精神科医・藤川徳美『薬に頼らずうつを治す方法』p.64

 

藤川先生は、薬物療法も補助的にとりいれていますが、あくまで回復のためではなく、症状を抑えるためのものとして扱っています。

カウンセリングなどの精神療法も非常に効果的ですが、質的栄養失調のときには目覚ましい効果は感じにくいのかもしれません。

 

現代医学の盲点

そもそも、現代のうつなどの諸症状に対して、栄養療法のアプローチが一般的ではないのはなぜでしょうか?

それに関しては、こんな風に述べられていました。

 

 質的栄養失調を改善することで病気を治療するという方法は、現在の医療では一般的ではありません。というのも、現代医学は「栄養は満たされている」ということが前提で行われており、医学教育では栄養学や食事指導については教えられていないからです。わたし自身、医学部では栄養学についてほとんど習いませんでした。

このため、皆さんが質的栄養失調に陥っていても、そのことを医師から指摘されたり、改善するためのアドバイスを受けたりすることはほぼ期待できないでしょう。そもそも大多数の医師は、質的栄養失調の問題に気が付いてさえいないのです。

精神科医・藤川徳美『薬に頼らずうつを治す方法』p.44

 

つまり、前提が違うってことなんですよね。

まだまだ世界にはわからないことがたくさんあります。だからこそ、違う領域の知識をつなげながら問題解決をしていくことが重要です。

 

本当に質的栄養不足かを知りたい人は、検査をしよう

うつ症状が出ている人は、実際に検査をしてみることがオススメです。

質的栄養不足が原因である場合と、そうでない場合はあるでしょうが、質的栄養不足がわかれば対策や改善は容易になります。

 

特にフォーカスすべきは、

  • 「BUN(尿素窒素)」
  • 「フェリチン値」

の2つです。

 

タンパク質をはかる指標「BUN(尿素窒素)」

血液中の尿素に含まれる窒素成分が「BUN」です。

これが基準値未満の場合は、タンパク質の摂取不足だと考えられます。

  • 「BUN(尿素窒素)」の一般的な基準値は8-20mg/dl。
  • 十分な摂取を目指す場合の目標値は15-20mg/dl。
  • この値が高い場合は腎機能障害が疑われることもある。
  • 重症の肝機能障害の時にも低くなる。

 

鉄分をはかる指標「フェリチン値」

鉄分が十分に足りているかをどうかは「フェリチン値」ではかります。

 

よく貧血の検査などで注目される「ヘモグロビン」は、血液の中で活動している鉄分のこと。

一方「フェリチン値」は、内部に鉄を蓄えることができるタンパク質のことで、血液中の鉄分が不足すると、蓄えていた鉄分を放出して、血液中の鉄分量を調整する機能を果たします。

藤川先生によれば、財布のお金がヘモグロビン、貯金がフェリチンにたとえることができるんだそう。

 

  • 「フェリチン値」の一般的な基準値は、男性で20-220ng/ml。女性で10-85ng/ml。
  • 十分な摂取を目指す場合の目標値は100ng/ml。

 

質的栄養失調状態にあっても、影響が出る部分は遺伝的要素によって異なる

鉄分量が少なかったり、タンパク質が足りていない質的栄養失調のような数字が出たとしても、実際に症状に出るかどうかは体質によって異なります。

つまり、遺伝的要素によって、反応する数値や出る症状は違うのです。

心に症状を起こす人もいれば、皮膚や糖尿病になるという人もいるんだそう。

 

トラウマ的な体験や認知を起こさないようにする栄養補給を大切にしよう

私たちは、身体が弱っていれば、落ち込むことも多くなります。

同様に、必要な栄養素が足りていないときは、心にダメージを受けやすくなるのです。

 

何かトラウマのように感じる体験があると、それが引き金としてうつ症状を呼び起こすことがあるかもしれません。

栄養が足らずに、心を弱くさせてしまうときであれば、なおさら傷も大きくなるのでしょう。

 

逆に、日常的に身体の栄養にも注意を払っていくことができたら、難しい出来事が起きたとしても、それを乗り越えられる心の状態を保つことにつながるのかもしれませんね。

 

まとめ

だいき
心と身体ってつながっているんですね。やっぱりウェルビーイング大切だ!

『薬に頼らずうつを治す方法』

とても論理的で、実績もあり、説得力のある本でした。

アマゾンレビューにも、効果があったという声が多数寄せられています。

 

「もしかしたら当てはまるかもしれない」と思った方はぜひ、本を読んでみてください。

この記事の続編も書きました。

関連記事:『薬に頼らずうつを治す方法』から学ぶ「質的栄養不足の解消方法」

 

今日はここまで。

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