「自ら幸せを選択し、創造していく生き方」をサポートする"ウェルビーイング・ライフコーチ"のブログ

感謝できることを書き留めよう。「ありがとう」を数えれば今をもっと喜べる。

 
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ウェルビーイング・ライフコーチとして、身体的・心理的・社会的に充実した生活を送るための心理教育とコーチングを行なっています。

●ウェルビーイング心理教育ナビゲーター
●TCS認定コーチ

こんにちは。

すずきだいきです。

 

温泉に入ると癒されますよね。

あ、もちろんスーパー銭湯でも全然OKです。

気心知れた友だちとスーパー銭湯に入ってふやけるまで語り合うっていうのが、ぼくの青春時代の1ページでした。

そんな友だちが今度、またひとり結婚します。

 

時が過ぎるのは早い。

決して長くはない人の一生ですが、楽しく過ごせたらいいなと思っています。

 

さて、温泉とか美味しいご飯とか、そういうご褒美みたいなものがあると、癒されたり嬉しくなったりして、「これから前向きに頑張ろう!」って気分になれることがあったりしますよね。

だからといって、そんなに簡単にいつでも自分にご褒美をあげられるような時間やお金の余裕はなかなかありません。

では、どうすればいいのでしょうか?

 

実は「今、あるものを感謝する」「感謝できるものを数える」っていうことにも同じような効果があるって知ってましたか?

いや、それ以上なのかもしれません。

人間って、外からなにかご褒美をもらわなくても、自分自身の意識を喜べるものに集中させるだけで、癒されたり、嬉しくなる気分になれるもんなんです。

 

ここではそんなお話。

「ありがとう」って言ってますか?感謝してますか?

あなたが最近、「ありがとう」って言ったのはいつのことでしたか?

 

「ありがとう」って言葉、どのくらい使っていますか?

たくさん言う方ですか?少ないほうですか?

 

そういえば、ぼくも小さい時お母さんに「ありがとうって言うのは大事よ」って教えてもらった気がします。

でも、うまくタイミングが合わなかったり、なんか別のことをしていて通り過ぎちゃったりということもあるように思えます。

 

じゃあ、「ありがとう」と誰かに直接言うことができなくても、何かに感謝することはありますか?

 

「あ、これができているのは感謝だな」

「こういう環境に置かれているのも感謝」

「少しだけど前に進めた」

 

この「感謝をする」っていう行為には、健やかに前向きに人生を送ることができるようにしてくれるサプリメントのような効果があるんです。

 

感謝の実験

実は、この「感謝をする」という行為に、どのような効果や効能があるのか?

ということを、実験してデータをとった心理学者がいます。

 心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローは、一連の研究の中で、被験者を2つのグループに分け、ひとつのグループには「ちょっとしたいいことにもいいので、毎日感謝できることを5つ書いてもらう」という実験をしました。

被験者は、感謝の対象として両親やローリング・ストーンズ、朝の目覚めから神さままで、ありとあらゆることをリストに書きこみました。

毎日1〜2分、感謝する時間をとったことは思いもかけない効果をもたらしました。感謝できることを考えたグループは、何もしなかったグループに比べて、人生をもっと肯定的に評価できるようになっただけではなく、幸福感が高くなり、ポジティブな気分を味わえるようになりました。

つまりもっと幸せになって、意思が強くなり、エネルギッシュで楽観的になったわけです。また、人に対してもっと優しくできるようになり、手伝いを積極的に申し出るようになりました。

最終的に、感謝をしていた人々はよく眠れるようになり、より多く運動するようになり、身体的な不調も減ったのです。

引用:タル・ベン・シャハー『ハーバードの人生を変える授業』

この実験では、毎日感謝できることを5つ書き留めたグループは、そうでないグループに比べて

  • 人生をもっと肯定的に評価できるようになった
  • 幸福感が高くなった
  • ポジティブな気分を味わえるようになった
  • 意志が強くなった
  • エネルギッシュで楽観的になった
  • 人に対して優しくなった
  • 手伝いを積極的に申し出るようになった
  • よく眠れるようになった
  • よく運動するようになった
  • 身体的な不調が減った

というのです。

 

そんなに!?って驚きが隠せません。

まさにいいこと尽くしです。

 

なにに注目するかで世界は変わる

多くの人が幸せになるためには、なにか特別な出来事が必要だと思っています。

しかし、このワークを通して知ることができることは、日常の中で通り過ぎてしまっているような感謝な出来事に注目することで、私たちは幸せになれるということです。

少なくとも、今よりはそれを感じ取ることができます。

 

現実になにが起こっているのか?ということとともに、何に注目しているのか?なにに心を留め、それをどう解釈しているのか?ということが、私たちにとって非常に重要であるということ。

世界を変えることができなくても、世界の見え方は変えることができるということを教えてくれるのが心理学の面白いところです。

 

嬉しいことに注目できれば、もっと楽しくなる

つまりは、現実が変わらなかったとしても、自分にとって感謝なこと、嬉しいことに注目するだけで、今よりもっと人生は楽しくなるということです。

 

もちろん、今ある現実に対して効果的に行動していくことは大切ですし、それを放棄して今目の前にあることを喜ぼうとしても、それが先細りになってしまうのは間違いありません。

だから、今の自分ができるより良いサイクルを生み出す行動というのは大事です。

 

でも多くの人たちは、今すでにそこにある素晴らしい出来事を、簡単に通り過ぎてしまっているんではないかと思います。

かえって、否定的なことや悲しくなることばかりに注目してしまって、後ろ向きな気分を味わっていることも少なくありません。

 

であれば、まずはその視点を変えることが効果的です。

嬉しいことに注目できれば、今の自分の人生をもっと肯定的に、積極的に生きていくことができるはずです。

 

まとめ

ということで、ぼくも感謝ノートをつけています。

娘の成長や、妻との関わり、仕事でうまくいったことなど。

 

ただ書き留めるだけなのですが、それをするだけで、今自分の目の前にあるものが、なんて素晴らしいんだろうかと驚かされます。

むしろ、今までそれを無駄にしてきたことを後悔するくらい。

 

良かったら、チャレンジしてみてくださいね。

 

あ、この本、要チェックです。

 

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