堀江貴文『徹底抗戦』ライブドア事件の真実はどこに?どこを切り取るかで世界は変わる。

こんにちは。

速読インストラクターのすずきだいきです。

ホリエモンの『徹底抗戦』を読みました。

ホリエモンのこと好きな人、嫌いな人ってすごく真っ二つに分かれるんだと思いますが、ぼくは好きです。

すごく好きです。

 

歯に衣着せず、思ったことを素直に話す姿がとてもすがすがしく感じられます。

本音を率直に話してバシバシ切り込んでいく人を日本人らしくないっていう人がいますが、もしホリエモンがそういう意味で日本人らしくないんだとしたら、ぼくも同じようなタイプですもん。

 

たまにそれで嫌われたり、嫌な顔されたりすることもありますが、それでもいいんです。

理解されなくても、自分の思ったことはちゃんと言葉にしたい。

たとえ誤解されようとも、そのほうが誠実じゃないかって思うんです。

もちろん、ある程度の空気は読みますけどね。

 

さてさて、この本は、ホリエモンがライブドア事件で起訴されて一審と二審で実刑判決を受け、最高裁に上告していた最中に書いた本です。

被告が裁判の途中で本を書くって時点ですさまじい話しですが、そんな中で発信された本であるってところにすごく価値を感じます。

今回は「この裁判の最中に本を書くということにどのような意味があったのか」を掘り下げてみたいと思います。

 

ライブドア事件とは?

みなさんライブドア事件覚えているでしょうか。

 

事件概要

  • ライブドアは2004年9月期の決算を、赤字で申告しなければいけなかったのに、粉飾して黒字化させた。
  • つまりは粉飾決算。
  • 決算のタイミングで資金調達や持ち株売却が行われていて、黒字化はライブドアの大きな利益になっていた。
  • 粉飾額自体は、過去の粉飾事件に比べてもかなり少ないほう。
  • その後、取締役のひとりだった宮内氏のライブドアで得た利益の一部が口座に私的流用されていることが判明。
  • 宮内氏は、粉飾が「堀江氏の指示」であったと主張。
  • ホリエモンは最後まで無罪を主張。
  • ホリエモン側が全面的に自分が主導したと認めて反省を示していれば、執行猶予がついた可能性あり。
  • 最終的にはホリエモンは懲役2年6ヶ月の実刑判決を受ける。
  • ちなみに、その後発覚した日興コーディアルグループの粉飾事件は、悪質系の高い事件でありながら逮捕者は一人も出なかった。

 

ホリエモンの主張

  • 目立ったことやっていたら、検察の怒りを買って(大した額の粉飾じゃないのに)訴えられた。
  • 検察はわざと月曜日に強制捜査をして、市場を暴落させた。(普通企業の強制捜査は、党歯科に冷静な判断を促すために金曜日に行われることが常道)
  • 決算関係のことは任せていて、主導なんてしちゃいない。知らない。
  • 取締役の宮内氏(ホリエモン以外にただ一人実刑を受けた)は、ライブドアの資金を横領していた。
  • その横領が判明したのに起訴されなかったのは、堀江主犯格構造を崩したくなっかった検察の公訴権の乱用だ。
  • 宮内氏は自分の横領を見逃してもらい、事件の主犯格を自分にするために、嘘の供述をした。

 

この事件、当時本当に大きく取り上げられましたよね。

もう10年以上経つんですね。すごく印象に残っています。

 

真実はどこにある?片方の言い分を丸呑みするのは危険だ

この本を読むと、情報って切り取られ方でものすごく印象が変わるんだなってことがわかります。

ホリエモンが言っていることと、検察の主張は真っ向から対立しています。

 

ここで、ホリエモンか検察のどちらかが真実を言っていると仮定して、事実を想定してみます。

事実想定①

  • ホリエモンは素直で正直者。
  • 検察は間違っていた。
  • 捜査と逮捕、量刑の重さは検察の思惑が色濃く現れている。
  • 宮内氏は自分の罪を軽くするために、ホリエモンを主犯格とする主張をした。
  • 検察はホリエモンが主犯格であるということ裁判官に認めさせるために宮内氏の証言を採用し、横領という不利になる事実を見逃した。
  • 検察はホリエモン側に有利になる情報を持っていたのにもかかわらず、自分たちの論に不利になる情報として権限を行使して渡さなかった。
  • ホリエモンは本来刑罰に相当するほどのことはしていなかったが、ホリエモンの行動が鼻についた検察の意地とプライドで実刑判決を受けた。

 

事実想定②

  • 検察が裁判で証言したことが事実。
  • ホリエモンは、ウソをついている。
  • 『徹底抗戦』 に書いてあることもほとんどウソ。
  • 宮内氏の証言通り、ホリエモンが粉飾を主導していた。
  • ホリエモンは自分が素直で誤解されちゃうキャラというブランディングのために『徹底抗戦』を出版した。
  • 釈放後もウソでつくりあげたキャラクターを使って活躍している。

 

どうでしょうか。ぼくは真実を知りません。

でも、どっちの可能性もあると思いませんか。

 

 この本に書かれたことは、私側からみたライブドア事件の「真実」である。

・・・中略

真実はひとつである。しかし、曖昧なことも多い。解釈次第で世の中どうにでも変化する。私の身の回りで起きたこの不幸な出来事から、少しでも教訓として学び取ってもらえることがあれば幸いである。

引用:堀江貴文『徹底抗戦』あとがき

 

裁判ではホリエモン有罪の判決が出ましたが、この事件には解釈が人の心を動かしていく様子をすごくリアルに教えてくれています。

 

裁判で有罪判決が出たことで、多くの人はやっぱりホリエモンは嘘つきだったんだと思うようになりました。

一方、ホリエモンがこの本や様々な場所で自分側の真実を語ったことで、それを読んだ人の中には、検察側が嘘をついていると考えるようにもなりました。

 

確かに真実はひとつです。

しかし、それがどう切り取られるかで、人々の目に移る時には真実が変わっていることもあり得るのです。

 

流される情報を丸呑みしてはなりません。

自分で情報を見極める目をもっていないと、間違った情報に惑わされたり、踊らされたりしてしまうからです。

 

メディアは注目を集めれば、それでお金が稼げる

そう考えると、メディアは果たして本当のことを伝えているのか、という疑問にもつながります。

確かにそれぞれの放送局は真実を見極め、公平に報道しようとしています。

しかしそれでも、情報というのは常に切り取られたものであるということを心の片隅に常に置いておくことが必要があるでしょう。

 

覚えておくべきことは、その情報が本当であったとしてもそうでなかったとしても、人に注目されていればお金にはなるという事実です。

色んな人のブログをみるとわかりますが、それっぽいことを言っていれば、「すごい!」っていって人間は喜んじゃうものなんです。

言い切ることが説得力になる世界ですからね。

 

基本的な構造はブログのような個人メディアも、TVや新聞や雑誌のような大きなメディアも同じようなところがあります。

 

今の日本にも冤罪はある?

今の日本に、冤罪なんてありえない。

そんなふうに思い込んでませんか?

 

でもね、今でもありますよ。絶対。

 

ホリエモンだけじゃなくって、元外務省官僚の佐藤優さんとか、徹底的に裁判で戦って無罪を主張したまま、収監された人たちはたくさんいます。

で、そういう人たちって、自分から罪を認めれば、執行猶予になったりもっと罪が軽くなったりする可能性のあった人たちなんですよ。

でも、無罪の主張を取り下げなかった。

 

なぜでしょうか?

彼らの証言が真実なのか?

検察が正しいのか?

 

ぼくはわかりません。

でも、断言できることは、裁判という現実を動かしたのは裁判官だということです。

現実は力のある人が決定します。

 

思い込みがない人なんていません。

事実だけを並べて判断しようとしても、見えていないこともあるはずです。

 

すべての真実を見極めることは人間にはできない

だから自分で確かめる必要がある

ある人は、

「間違った情報は流させちゃいけない。」

「そういうデマを流した人は罰したほうがいい。

と言います。

 

情報は統制したほうがいいっていう意見です。

でもぼくは、それにはまったく同意できません。

 

だって、それが間違った情報だってどうやってわかるの?

誰が判断するんですか?

 

判断する人が恣意的に情報を操ることだってできちゃいますから。

誰かが「これが真実です」って判断したことだけしか公共の電波では流れないっていうなら、それは北朝鮮と同じです。

そこに真実はない。ってことです。

 

「あいつを黙らせろ!」って意見が通るようになると、正しい情報まで無視されたりするんです。

であれば、どんな情報にも扉をひらくこと。

 

一方からの発信を知るだけでは真実はなかなか見えてきません。

じゃあ、どうする必要があるのか?

 

自分の目で確かめるしかないんですよ。

 

だから世の中に流れている情報を鵜呑みにしてはいけない

嘘の情報っていうのは、今の情報があふれている世の中ではいくらでもあふれています。

ただ単にものを売りたいがために、これが一番いいと勧める人もいます。

 

間違っているのに、自分の中で情報を脳内変換してこれこそが真実だと思い込んでいる人たちもいます。

本当かどうかなんて、結局ただ受動的に生きてたらわかんないんですよ。

 

今の人たちはテレビで流れている情報、ネットで流れている情報を鵜呑みにしすぎです。

たまに、誤報だってすごく騒がれることがありますけど、そもそも、情報収集をすべて受動的にしている時点で、問題だなと。

そういうこともよくあるもんだよね。って思っていれば、そんなに騒ぐほどのことでもないってことがわかります。

当然、そういうことは必ずあるものだから。

 

情報に影響されるだけの生き方をしていると、目の前に流れている情報をすべて真実だと思い込んじゃいます。

それは結局、一面的な片方からの意見でしかないんですよ。

だったら、色んな方面から情報を捉えなきゃ。

そうしなきゃ、本物なんて全然見えてきません。

 

受け取るだけの人は、必然的に置いてかれるし、騙されるんです。

 

黙っていたら伝わらない

この本を読んでいて、ホリエモンは本当にすごいなと思いました。

だって普通、この最高裁の前のタイミングで本なんて出さないでしょ。

 

多くの人が情報に対して受動的であるのに対して、ホリエモンは圧倒的に能動的です。

情報を得ることに対しても、発信することに対しても。

 

ホリエモンがした自分側の真実を伝えるという行動にはすごく意味があります。

結局、別の情報が出てこなければ、多くの人は現状流れている情報を信じますから。

黙っていることで損をしてるなら、なんらか手を打って発信していかなきゃいけないんです。

それをちゃんとできてるっていう人ってそういません。

それをやれるホリエモンは本当にすごい。

 

イメージっていうのは勝手なもので、真実がどうあれ、勝手にその人の脳内に刻まれていきます。

こっちの思ったタイミングで思ったようには受け取ってもらえないんです。

であれば、仕掛けていかなきゃですよね。

 

ネガティブな状況での経験を売り出す

この『徹底抗戦』、ただネットで発信するとかじゃなくって、本として売りに出しているというのが、ぼくにとってはすごく衝撃的でした。

自分自身の経験と主張を、人にお金を払って買ってもらっているってことですもんね。

 

発信することが価値になるっていうことが最近ようやくわかってきましたが、どんなことであっても価値を生み出し、それをお金に変えながら発信していくホリエモンのレベルは半端じゃないです。

 

批判するのではなく主張する

もしホリエモンが相手を批判して、かわいそうな自分を訴えるだけだったとしたら、世の中も見方はなにも変わらなかったでしょう。

 

でも、ホリエモンはただ批判するのではなく、自分の側からの真実をはっきりと主張しました。

主張っていうのがいいですね。

自分の筋をまとめて、これを聞いてどう思う?って訴える。

 

世の中の大多数は信じなかったかもしれません。

でも、これで心動かされた人はいました。

 

まとめ

真実は見えないこともあります。

だからこそ、一方の意見だけを聞いて物事を判断するのではなく、両方の言い分に耳を傾ける姿勢を常に持つようにしたいものです。

メディアや司法が間違っていることもあるのです。

だからこそ、心して物事を見極めることが必要なんですね。

 

そんなことを考えさせられるホリエモンの『徹底抗戦』、オススメです。

ぜひ読んでみてください。

学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。

 

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