劇的に改善する!?良好な人間関係を築く7つの習慣を身につけよう。
こんにちは。
すずきだいきです。
人間関係を良くしたいとは思うけど、いったいどうすればいいの?
だいき
私たちが経験する悩みや不幸の多くは、人間関係に起因してたものであるといえます。
もし、人間関係を良好に保つ方法や秘訣があるとしたら、あなたは「それを知りたい」「身に付けたい」と思うでしょうか?
実は、人と人との関係の問題の多くは、どちらかが自分の思い通りに相手をコントロールをしようとするところに原因があります。
選択理論心理学を提唱したウィリアム・グラッサーは、
- 自分は相手をコントロールすることができる
- 自分は相手からコントロールされている
- 人は外側の刺激によって行動する
という考え方を「外的コントロール心理学」と呼びました。
外的コントロールを信条としている人たちは、問題解決のために、致命的な7つの習慣という方法を選びます。
- 批判する
- 責める
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 脅す
- 罰する
- ほうびで釣る
しかし、「自分は相手を変えられる」という前提に立った関わりは、人間関係を悪くするため、問題は次々に起こることになります。
ウィリアム・グラッサーは、その外的コントロール心理学を「私は自分だけを変えることができる」という考えの選択理論心理学へ移行することによって、良好な人間関係を築き、自分の人生のハンドルを握ることができると説明します。
ここでは、その選択理論に従った関わりである「良好な人間関係を築く”身につけたい7つの習慣”」を紹介します。
目次
良好な人間関係を築くために身につけたい7つの習慣
外的コントロール心理学を離れ、選択理論を信条とする人たちは
- 人は内側から動機づけられる
- 私は他人をコントロールできない。コントロールできるのは自分だけ。
- 人それぞれ欲求は異なる。だから歩み寄って調整を図ることが必要になる。
と、考えるようになります。
そのため、「相手が変わることが正しい」という思いを超えて、「自分がどうすることが最善か」という考え方をもって行動を選択するようになります。
- 支援する
- 励ます
- 傾聴する
- 受け入れる
- 信頼する
- 尊敬する
- 違いを交渉する(歩み寄る)
自分が何を信じているかで、人との関わり方って大きく変わっていくものですよね。
身につけたい7つの習慣①:支援する
支援的であるということは、相手がどんな失敗をしたとしても、どれだけ失敗を繰り返したとしても、ともに解決に向かおうという姿勢を持っていることです。
相手を問い詰めて「お前が問題だ」と責めるのではなく、問題と相手を切り分けて、「どうしたらいいだろうか」と一緒に考えることができるならば、関係は近づき、より良い選択をする助けになることができます。
もし手を差し伸べる時には、
- 相手が支援して欲しいときに
- 相手が支援して欲しいかたちで
- 相手が支援して欲しい分だけ
を差し出すことが大切なんだそうです。
そうでないと、相手にとってはありがた迷惑なおせっかいになっちゃいますもんね。
身につけたい7つの習慣②:励ます
- 人間関係で悩んでいるとき
- 仕事で成果が出なくて苦しんでいるとき
- 大切な人との別れを迎えたとき
- なにかの壁にぶつかって苦しんでいるとき
- 困難がおとずれたとき
人には心が折れそうになる場面があります。
でもそんな時に、誰かから勇気付けられたり、励まされたりすると、もうちょっと頑張ってみようと思えることがあるのかもしれません。
ひとりで悩んでいると、問題から逃げたり、問題のある行動を繰り返してしまったりすることがあります。
あるいは誰かから責められると、言い訳をはじめたり、自分はダメなんだと自己否定に進んでしまったりもします。
でも、そんなときに誰かから励まされると、自分の向き合うべき現実に向き合えることがあります。
身につけたい7つの習慣③:傾聴する
話を聞いてもらうことって好きですか?
片手間にではなく熱心に話を聞いてもらえると、大切にされているって感じますよね。
- 相手の言うことを裁かず(善悪の評価を加えず)に、ただひたすらに真剣に相手の話に耳を傾ける
- 質問しながら相手の言うことを理解しようとする
- 100%同意できなくても、聞こうとする
こんな態度をもって自分の話しを聞いてくれる人がいたら、力になってもらおうと助けを求める場面も増えるかもしれません。
逆に、このような態度で人の話を聞くことができたら、その相手との関係は近づいていくでしょう。
身につけたい7つの習慣④:受け入れる
「あいつはダメだ。思い知らせてやらなきゃならない。」
そんなふうに相手に接すると、相手は自分のコントロールから離れていきます。
人は不完全な存在です。
いい面、悪い面があるのは、自分だけでなく他の人も同じです。
その人の長所である強みだけではなく、短所である弱さや足りなさをひっくるめて受けとめていく。
他人とは個性や経験が違うわけですから、現実の見方や解釈もそれぞれです。
だからこそ、本人の意思を尊重し、相手をコントロールしないということ努めていくことが大切です。
身につけたい7つの習慣⑤:信頼する
信頼したのにも関わらず、裏切られたり、拒絶されたりした経験というのは誰しもにあるものでしょう。
それでも信頼するためには、信頼できるか?という感情ではなく、信頼するという決断をしていくことが大切です。
信頼を育むと言い換えてもいいかもしれません。
信頼するとは、待つという意味を含んだ言葉であると言えます。
- すべてを手取り足取り教えるのではなく、相手が自分で気づくのを待つこと。
- 失敗することをも一つの経験として受け止めて、成長するのを待つこと。
相手の良い点に目を留めて、成長への一歩を踏み出すサポートをするときに信頼が育まれていきます。
相手からの信頼を得るためには、どうしたらいいでしょうか?
言葉や態度で相手を傷つけることなく、互いに真実を語り合うことが必要になります。
まず自分から信頼をあらわすときに、相手も自分を信頼してくれるようになっていきます。
信頼を育む好循環を生み出すことを心がけたいものですね。
身につけたい7つの習慣⑥:尊敬する
本当に素敵だわ!
花子
関係を良くするためには、相手が誰であったとしても、自分と意見が合わなかったとしても、バカにしたり、見下したりするのではなく、大切なひとりの人として尊敬することが大切です。
年齢や知識、技術や能力、地位といったものに関わらず、その相手に対して敬意を払いましょう。
グラッサーは致命的な7つの習慣を、身につけたい7つの習慣に置き変えることを勧めているわけですが、とくに「尊敬する」を実践することによって、「すぐに人生が向上することを確実に感じるだろう」(ウィリアム・グラッサー『テイク・チャージ 選択理論で人生の舵をとる』p.36)と言っています。
私たちは、尊敬している相手を、コントロールして変えようとすることはありません。
自分の存在や選択が尊重されるようになると、自立が促され、自ら責任をとる行動へと進んで行くことが容易になります。
身につけたい7つの習慣⑦:違いを交渉する(歩み寄る)
当然こうするべきだ!と思ってしまうのは、自分の方が正しいと考えているからです。
選択理論的に物事を見る人は、お互いが違うということを当然だと受け止めます。
だからこそお互いの違いを確認し、違いについていつでもそれを話し合い調整する気持ちがあることを相手に伝えます。
勝つか負けるかの精神でそれぞれ思いをぶつけ合うのではなく、
- 感じていること
- 考えていること
- 願っていること
を、お互いに分かち合いながら、より良い選択を探していくことが大切になります。
嫌な雰囲気を出すことで相手にわからせようとしたり、褒美で釣ろうとしたりすることなく、自ら主導権を取って相手とコミュニケーションをとり、お互いにとって良い道筋を探していきます。
そのためには柔軟性のある態度が必要になりますね。
身につけたい7つの習慣:番外編
ほかにも、
- 思いやりを示す
- 貢献する
- 感謝する
- 微笑む
- 分かち合う
- リクエストする
- 調整する
- 友好的に関わる
といった、自ら選択していく相手との関係を近づけるための行動は、どれも選択理論的な関わり方といっていいでしょう。
身につけたい7つの習慣は人をコントロールするためのものではない
なんかさせようって意図を感じる人には、うーんって思っちゃうな。
太郎
さて、この良好な人間関係を築く”身につけたい7つの習慣”をぜひ実践していただきたいとは思うのですが、一つ重要なポイントがあります。
それは、もしこの”身につけたい7つの習慣”を単なるテクニックとして捉えると、人を励ましたり、違いを交渉したりすることによって、人をコントロールしようということが起こってしまいます。
しかし、そういった目的でこの習慣を用いたとしても、相手との関係はなかなか近づくことはないと考えたほうが良いでしょう。
なぜなら、自分をコントロールしようとしてくる相手の行動を、人は敏感に感じ取り、反発するからです。
選択理論的な考え方は、あくまで「自分がコントロールできるのは自分だけ」という考え方です。
- 相手との関係を良くするために、この言葉を使っている
- 相手との関係を守るために、今のこの関わりを選んでいる
という土台となる姿勢が重要になります。
“身につけたい7つの習慣”で問われる私たちの姿勢や態度
“身につけたい7つの習慣”を実践することは、”致命的な7つの習慣”をやめることよりも、少し難しいと言われることがあります。
なぜかといえば、”身につけたい7つの習慣”は、具体的な行動以上に、態度や姿勢を問われるものだからです。
「人は変えられないけれども、自分は変えられる。」
当たり前に聞く言葉ですが、それを生きるということは私たちにとって、努力を要するものです。
しかし、そのあり方を握ることによって、自分の人生のハンドルを人や環境のせいにするのではなく、自分自身の手に置くことができます。
まとめ
人間関係を良好にする身につけたい7つの習慣を実践しよう!
鈴木大輝
身につけたい7つの習慣
- 支援する
- 励ます
- 傾聴する
- 受け入れる
- 信頼する
- 尊敬する
- 違いを交渉する(歩み寄る)
人のせいにせずに、自分の人生のハンドルを自分で握るためには、選択理論が有用です。
ぜひ、”身につけたい7つの習慣”を実践してみてください。
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