あなたは知っているか?人間関係を壊す7つの致命的な習慣がこれだ。
こんにちは。
すずきだいきです。
あれ?なんであの人、ぼくの言うこと聞いてくれないんだろう?
だいき
- 自分としては、相手のためになると思って言ったのにそれが受け入れられなかった。
- これだけはと思って伝えたことが、相手を遠ざけた。
こんな経験ありませんか?
目次
仲良くしたい相手と仲良くできないのはなぜか?
グラッサー博士は長年のカウンセリング経験から、「すべての不幸な人が抱えている問題の核心部分は、貧困や不治の病、政治的横暴などを除けば、お互いが望んでいるのに、互いにうまく関わっていけないことである。」と断言しています。
引用:青木仁志、柿谷正期『人生を楽しく幸福に生きる法』P.92
“選択理論心理学”のウィリアム・グラッサー博士は、人が不幸である核心部分は、「お互いが望んでいるのに、互いにうまく関わっていけないことである」と言います。
なぜ、仲良くしたい相手と仲良くできないのでしょうか?
“選択理論”では、不幸な人間関係の原因として、「私は相手をコントロールすることができる」という”外的コントロール心理学”という信条があると説明しています。
人間関係を壊す致命的な7つの習慣
選択理論では、”外的コントロール心理学”を信条としている人たちが持っている習慣として以下の7つをあげています。
- 批判する
- 責める
- 文句を言う
- ガミガミ言う
- 脅す
- 罰する
- ほうびで釣る
これらの背後にあるのが、
- 欠点に注目する。
- 自分が常に正しい。相手が間違っていると思っている
- 相手をコントロールすることができると思っている。
という考え方です。
多くの人は、「わかってほしい!」という思いを募らせるあまりに、「わからせなきゃいけない!」と、”7つの致命的習慣”というアプローチをとってしまうんですよね。
しかし、この致命的習慣を選ぶことによる結果は、結局自分の思い通りにならないというストレスと、悪くなっていく人間関係です。
自分と相手にとってより良いものを選んでいくためには、相手との関係を遠ざけるものではなく、近づけるものを選んでいく必要があります。
致命的な7つの習慣①:批判する
- 「だからダメなんだよ。」
- 「こう言ってんだろ。」
- 「お前の考えなんか聞いちゃいないんだよ」
- 「そんなこともわかんないのか?」
建設的な批判という言葉があったりもしますが、
「これはあなたのために言ってるんだからね。」
「大切なのはこっちなんだよ。わかる?」
という言葉の中にある、相手をコントロールしたいという思いに気づいているでしょうか。
致命的な7つの習慣:②責める
- 「あーあ、この責任どうやってとってもらえるのかな?」
- 「お前のせいでこんなことになったじゃないか」
- 「お前がちゃんとすればこんなことにはならなかったのに」
- 「どうして〜〜をしなかったんだ!」
外的コントロール心理学では、「自分は相手をコントロールできるし、コントロールされる存在である」と信じています。
そういった信条のもとに、相手の行動を強制させようとして責めるという行動が選ばれます。
致命的な7つの習慣:③文句を言う
- 「うるさいなあ」
- 「わー、面倒くせー」
- 「まずっ!」
- 「へたくそ!」
発言の背後にあるのは、「自分は正しい、お前は間違っている」という思いです。
致命的な7つの習慣:④ガミガミ言う
同じことを繰り返し言い続けること。
相手がもうすでにわかっているのに、同じことを何度も言い続けます。
「わかった?聞いてんの?わかってんの!?」
といった感じです。
「しつこい」
「うざい」
「わかってるよ」
という結果になります。
致命的な7つの習慣⑤:脅す
- 「お前、次同じことやったら、ぶっとばすぞ」
- 「そんなことしてタダで済むと思うなよ」
- 「ちゃんと勉強しないんだったら、ご飯作ってあげないわよ」
あとはこれもですね
- 「死んでやる!」
致命的な7つの習慣⑥:罰する
- お尻ペンペン
- 廊下に立たせる
- 減給!
相手に対して責任を学ばせる時に、罰を与えることは効果がありません。
罰によって行動を変える効果は、罰を与える人がいる時だけです。
致命的な7つの習慣⑦:ほうびで釣る
- 「〜〜できたら、〜〜してあげるよ」
- 「今度のテスト100点とったら、あのゲーム買ってあげるよ」
人への行動の動機付けのひとつかたちとして、ほうびで釣ることを常態化させてしまっていることがありますが、実は、このほうびで釣るという習慣は、罰するということの裏表の行動であるといえます。
ほうびで釣るという行動には、相手を自分の思った通りに変えようとするという思いが潜んでいます。
致命的な7つの習慣:番外編
致命的な7つの習慣であげられているものは、以上の7つですが、他にも同じような結果をもたらす行動があります。
- 無視する
- 馬鹿にする
- 引きこもる
- 比較する
- 格付けする
- 相手の罪悪感に訴える
- イジける
- 不機嫌オーラをぶちまける
相手を無視したり、馬鹿にしたところで、その人を良くすることはできません。
むしろ、相手は自分をコントロールしようとするその人と距離をとるようになるんですよね。
結果、自分の求めているものを手に入れることができずに、効果的でもないという状態に陥ります。
人間関係を壊す致命的な7つの習慣をやめる
相手の欠点に注目し、自分が正しいと思っていると、よかれと思って相手をコントロールしたくなります。
その結果、相手を批判したり責めたりしてしまうわけです。
この「自分は相手をコントロールすることができる」という考えからくる行動が、仲良くなりたい人と仲良くなれない原因です。
私たちは自分の行動を変えることができます。
人を変えることはできないけど、自分は変えることができる。
当たり前と思われていることですが、実際は多くの人がそのようには行動していません。
もし、この”致命的な7つの習慣”を使っていて、人間関係に苦しんでいる人がいるならば、ぼくは良かったと思っています。
なぜなら、この習慣を手放すことによって、人間関係を良好にしていくチャンスがまだあるということだからです
良好な人間関係を築くために身に付けたい7つの習慣
致命的な7つの習慣が染み付いている人たちにとって、それを別の手段に置き換えることはなかなか難しいものです。
じゃあ、相手に自分の思いを伝えるのに、どうすればいいの?って思われるかもしれません。
グラッサー博士は、致命的な習慣に代えて身につけたい習慣として、以下の7つを挙げています。
- 支援する
- 励ます
- 傾聴する
- 受け入れる
- 信頼する
- 尊敬する
- 違いを交渉する(歩み寄る)
相手をコントロールしようとするのではなく、相手の欲求充足の邪魔をせずに(あるいは満たしながら)、自分の欲求を満たしていく方法が、”身に付けたい7つの習慣”では示されています。
相手を問題の原因として責めるのではなく、問題解決を一緒に考える
人と人との付き合いの中で、問題のある相手を責めるというスタンスをとると、問題が加速し、関係が悪化します。
そうではなく、相手の抱えている問題解決を一緒に考えるというスタンスに立つならば、問題が解決へと向かい、関係をより良くすることができます。
対立軸に相手を置いて責めるのではなく、対立軸には問題を置き、その相手と一緒に解決の道を考えていくことができるのなら、私たちはより幸せに歩んでいくことができるのではないでしょうか。
まとめ
致命的な7つの習慣を手放すことで人間関係は良くなります。
だいき
“致命的な7つの習慣”を、”身につけたい7つの習慣”に代えることができたら、私たちの大切な人との関係はどのように変わっていくでしょうか?
相手を責めることではなく、問題の解決を一緒になって考えることによって、私たちが仲良くしたい人と仲良く過ごすことができるようにと願っています。
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