子どもが自分で自分を満たせるようになっていくプロセスを説明しよう。
こんにちは。
すずきだいきです。
子どもってなんであんなに人に迷惑かけるんだろう。どうにかならないものかな? でも、考えてみると自分もそうだったかも、、、
だいき
人に迷惑をかけないで自分を満たせるようになることって、当たり前じゃないんですよね。
これ、経験によって学習していくものなんですよ。
だって、赤ちゃんの時には、泣いて自分が満たされてないってことを伝えるだけだったんですから。
「オムツ変えて!」
「ミルク欲しい!」
「抱っこして!」
ある時には、その子のためにご飯作ろうとしているのにも関わらず、「それしちゃダメー!」って泣きわめいてこっちをコントロールしようとしてきますからね。
「こっちはあんたのために今これやってんだよ!」
って、思うこともありますよね。理不尽もいいところです。
でも、そんな子でも、成長するに従って少しずつ、自分の欲求をより良く効果的に満たす方法はなにかということを学んでいきます。
じゃあ、それを身につけていく時にはどういうプロセスを通るのでしょうか?
このことがわかると、目の前でワガママを言っている子どもは、自分の欲求を満たすことに一生懸命頑張っているんだということがわかります。
目次
人は自分の欲求を満たすために行動している
人は自分の欲求を満たすことに一生懸命だ
人が行動するのは、自分の欲求を満たそうとしているからです。
ある人から見ると、「電車の中でお弁当を食べること」っていうのは、迷惑に感じることかもしれません。
でも、その人がなぜ、そんなことするかっていうことを考えてみると、そのほうが自分の欲求が満たされるって思ったからですよね。
「人に迷惑をかけないこと」よりも、「自分の食欲を満たす」ということの方が大事だって思ったからです。
ある意味、自分の欲求を満たす責任を一生懸命果たしているといえます。
人は満たされていないと騒音が出る
人は、満たされてないと騒音が出るんですよ。
欲求充足ができてないと、「がおー!」って肉食動物みたいに荒ぶってしまうんです。
人は「自分の目から見える世界」と、「自分が求めていること」にギャップがあることに気づくと、どうにかしてっていうシグナルが身体中を駆け巡るわけです。
ギャップがあるのでフラストレーションを感じるっていうことですね。
フラストレーションっていうのは、「なにか行動をしないではいられない感じ」のこと。
結果、なんらかの行動を選ぶことによって、「自分が求めていること」に近づこうとしていきます。
これは、子どもであったとしても、大人であったとしても同じです。
私たちは成長の中で、欲求の満たし方のパターンを増やしていきます。
子ども自身が「自分が求めていること」にどのように近づこうとしているかを理解すると、親は子どもの行動に対する見方が変わってくるのかもしれません。
自分を満たす行動の5つのパターン
1、満たされていないことを主張する
赤ちゃんの三大欲求といえば、
- おっぱい(ミルク)飲みたい
- 抱っこして欲しい
- オムツ変えて欲しい
といったものですけど、この欲求を満たすために赤ちゃんは「泣く」という行動をとります。
赤ちゃんは泣くことによって
- 自分が満たされていないことを表明して助けを求める
- 自分の欲しいものを伝える
わけです。
彼らは自分一人で、生きてはいけないことを知っています。
だから、泣くことによって意思表示をして、助けを求めているわけですね。
自分の欲求を満たすために、精一杯頑張っているってことなんです。
この段階では、周りの人がお世話をして、彼らを満たしてあげることが必要になります。
2、欲しいものを主張する
2歳児くらいになると、自分でできることというのが増えてきます。
そうして、だんだん言葉も使いこなせるようなると、自分がしたいことを具体的に主張しはじめます。
「お菓子が食べたい」
「あれ、買って欲しい」
「あっち行きたい」
「こっち来て」
こうなってくると、だいぶコミュニケーションが進みますよね。
ワガママだなあと思うこともたくさんありますが、それも成長の証です。
「やりたい」と主張できるということは「やだ」を知っていることでもあります。
「美味し〜!」と言ってくれることもあるなら「いらない」と言うこともあるでしょう。
“主張が強くなった”ということを、”自分を満たす階段を一歩進んだ”というように理解してみると、我が子が頼もしく思えてくるかもしれません。
3、相手の顔色を伺いながら、自分の欲しいものを主張する
相手の状況に関わらず、ただ自分の側の主張だけをぶつけてくる段階というのを、発達段階の2番目と数えると、3段階目は、「相手の顔色を伺いながら、自分の欲しいものを主張する」というものです。
親は子どもからの一つひとつの要求を吟味して、「してあげる」こともあれば、「できない」「待って」ということを伝える場合もあります。
しかし、「できない」や「待って」を簡単に受け入れることができない子どもは、今度は、自分の要求を工夫して主張するようになります。
ある時には怒って泣き叫んできたり、ある時には親を説得してコントロールしようと試みてきたりもします。
親からしたら嬉しいことではないかもしれませんが、子どもは自分の願っているものを手に入れるためにバリエーションを増やして、一生懸命やっているわけです。
4、相手の迷惑にならないように、自分を満たす。
親がしたくないことを要求し続けるより、なにか別のことをするほうが自分を満たすためには効果的だと考えるようになると、今度は自分でやるというところへと進みます。
- 自分の身近な人が嫌だと感じることはしたくない
- 他人に対して迷惑にならないことのほうが心地よい
- 自分のわがままを通すよりも、人とうまくやったほうが自分も満たされる
と、いうように考えるようになるからです。
ここで覚えておきたいことが、人の迷惑になることの重大さがわかって、行動を変えているわけではないということです。
行動に変化が起きるのは、人に迷惑をかけないほうか自分自身が満たされるということを学んだから。
そうでない場合は、人に迷惑をかけても自分を満たす方を選び取ります。
だから、ある場合には、相手によって行動を変えたりもするわけですね。
他の誰かに依存するのではなく、自分で自分を満たす方法を探して選ぶことができるというのは、すごく大事なことです。
5、誰かの欲求充足の手伝いをしながら、自分を満たす。
人は社会的な存在です。
ひとりで生きていくことはできません。
その中で、誰かと一緒に欲求を満たすことを学ぶと、私たちはもっと充実感を知ることができます。
「お母さん、ご飯作るの手伝うよ」
「お皿拭こうか?」
なんて子どもたちが言ってくれるようになったら、嬉しいですよね。
子どもにとって、一緒に遊ぶということは、誰かと一緒に自分を満たす方法を学ぶ第一歩。
親自身が、子どもと一緒にたくさん楽しみながら遊べるといいですね。
子どもが「自分を満たす」を選べるようにサポートしよう
子育ての時には、
「ちょっとそれはやめて」
と思う場面にしばしば遭遇します。
もちろん迷惑と感じることもあるかもしれません。
でもそんな時にまず、彼らは「自分の欲求を満たすために一生懸命行動している」と受け止めてみましょう。
そうすると、彼らをよりよくサポートできることは何か?ということが少しずつ見えてくるはずです。
まとめ
ちっちゃくても、一生懸命やってんだな。
だいき
行動の目的は、欲求を満たしていくというところにあります。
そして、子どもはそれに向かって一生懸命やってるわけです。
まずは受け留め、そしてより良く彼らをサポートできる方法を考えてみましょう。
そうしたら、今までと少し見え方が変わってくるはずです。
学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。
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