DaiGoが語るアンガーマネジメント。怒りの抑え方を学ぼう。
こんにちは。
すずきだいきです。
もう我慢できない!!あんな奴は切り捨ててやる!!
だいき
我を忘れて怒りをぶちまけてしまって、後で後悔をする。
そんな経験ありませんか?
“怒り”というのは、自分のして欲しくないことをされたり、自分の願っていることを相手の行動によって邪魔されたり遠ざけられたりする時に起こる感情です。
誰しもが怒り感情を抱くことがあるわけですよね。
ですが、この怒りをうまく受け止めて対応できる人と、怒りに振り回され、本来願っていない方向へ問題を大きくしながら進んでいってしまう人がいるのも事実。
だからこそ、怒りに対するより良い対処法を身につけることが大切です。
最近ではアンガーマネジメントなんて言葉が使われたりもします。
あのタクシーの運転手さんを殴ってしまった元サッカー日本代表の前園さんも、アンガーマネジメントを学んでいるんだとか。
ここでは、メンタリストDaiGoさんの『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』という本から、怒りの対処方法を紹介します。
怒りを寝かせる習慣を身につける
アメリカ合衆国第16代大統領のリンカーンは、当時の米国内に置いて、兵士同士が口論や喧嘩になりそうになってもその場では絶対にやりあわず、翌日になるまで待てというルールを作りました。すると集団内でのいざこざが激減したと言います。
つまり「ムカついたら一回、冷静になって気持ちを整理しろ」ということです。引用:メンタリストDaiGo『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』p.172
怒りっていうのは非常に強い感情なので、その場の怒り感情に振り回されながら思考を進めて決断をすると、後で痛い目を見るということが多くなります。
だからこそ、その
そもそも怒り感情のピークは6秒間なんだそうです。
なので、まずは「やばい。キレそう!」ってなった時に、6秒間耐えることができれば、ひとつ大きな山を越えることができたといえます。
しばらく時間をおいて落ち着くということが、怒りに支配されている時には非常有効なんですよね。
怒りに支配されていると、「今、この問題を解決しなければ」とか、「相手にわからせてやらなければ」って思ったりもするんですが、多くの場合、視野が狭くなっている状態で、良い解決方法というのはなかなか出てきません。
むしろ、解決よりも問題追及に焦点が当たってしまったりもするわけです。
そうすると、相手は攻撃されて、批判され、ガミガミ言われているという雰囲気の中で、かえって黙ってしまったり、今度は相手も攻撃的になって、事態の収拾がつかなくなることもあるんですよね。
あのアメリカの大統領のリンカーンも、怒り感情をそのままぶちまけてしまうことの危険性と、代償をよく理解していました。
だからこそ、
それによって、集団内のいざこざが激減したという結果が、この方法の効果を物語っています。
ある程度の時間を経ることで感情のトゲトゲが溶けて消えれば、コアにある怒りの本質が明確に露出して、相手にも直接伝わるようになる。そうすれば感情同士のぶつかり合いによるケンカではなく、原因はどこにあるか、どうすれば折り合いがつけられるかという論理的な議論なり折衝ができます。
感情の中のトゲを抜き、その中にある怒りの中心にある本質を冷静になって見ることで、その後のやり取りを論理的なものにして、怒りをエネルギーとして、前進のために活かすことができるようになるのです。
紙とペンだけで感情を自在に操るセルフコントロール術
もうひとつ、感情を整理するための方法としてオススメしたいのが、「書く」ことです。これは私自身が実際に使い、その有効性を実感しているものです。
相手にイラっときたりムカついたとき、家に帰って、そのムカついたことを紙に書き出すのです。ムカつくことをバーっと書き出したら、その中から感情を消していきます。客観的な事実、論理的に筋が通っていることだけを残し、自分の感情だけムカついていることに線を引いて消していくのです。
すると多くの場合、ほとんどのムカつき原因は消されてしまい、トラブルや揉め事の本質的な原因となる要素だけが残されるわけです。こうして紙に書いて自分の怒りやムカついている感情を一旦、脳の外に取り出して目に見える形(文字)にしてみる。可視化することで、人間は冷静さを取り戻します。
引用:メンタリストDaiGo『一瞬でYESを引き出す心理戦略。』p.175
怒りから感情を消して見るというこのエクササイズ、とても面白いですよ。
自分が持っているルール通りに相手が行動しないと、怒り感情が湧いてきたりします。
でも、その怒りがいつも正しいとは限りません。
ある時には、自分の思い込みが怒りの原因であることさえあるわけです。
だからこそ、その怒りの感情と、今目の前にある問題を書き出すことによって整理していくということが有益なんです。
このエクササイズを実行すると
- あいつは間違っている
- 悪意があるに違いない
- ムカつく
- ズルい
といった自分の解釈を少し横に置いて、
- 遅刻してきた
- 事前に情報をもらっていなかった
- 急に言われたので、対応できなかった
といった事実だけに注目することができるようになります。
人と人との関係って解釈の度合いが上がれば上がるほど、分かり合いにくい部分も出てきます。
だからこそ、
怒りをあらわすというのは手段であって目的ではないよね?
確かに、怒りを感じる時には、「この怒りを相手にぶつけて、自分の考えを思い知らせなければ!」と思ってしまうこともあるのかもしれません。
「あいつがこの怒りの原因なんだ!」
「この落とし前は、俺が必ずつけさせてやる!」
なんて思って行動すると、それによってチームを壊したり、相手を必要以上に傷つけたり、自分の評判を落とすことにも繋がってしまいかねないのです。
まとめ
怒りって、抑えることもできるんだ。頭に血が上っててひどいことするところだった、、、
だいき
怒りというのは、自分の大切にしているものに気づかせてくれる大切な感情です。
だからこそ、怒りによって気づいた自分の大切にしているものをどのように大切にできるか?を考えていきたいですね。
DaiGoさんのこの本も是非読んでみてください。
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