DaiGoが語る「運を味方にする!?」実際的な方法
“神よ 変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを 識別する知恵を与えたまえ。”
アメリカの神学者 ラインホルド・ニーバーの祈り 「Serenity Prayer」大木英夫訳
こんにちは。
すずきだいきです。
え、踏んじゃった。これはツイてない、、、、
だいき
しばらく前にメンタリストとしてテレビで大活躍していたDaiGoさん。
今もテレビにも出ていますが、最近では企業のコンサルや執筆活動なんかが中心になってきたそう。
厳しい社会を生き抜いて、大活躍しているDaiGoさんが運について語った一冊がこちら。
運を引き寄せようとして色々やっている方々って、結構たくさんいらっしゃいますよね。
でも、その方法って本当に有効なんでしょうか?
この本は、運というものがなんであるかを解析して、それを引き寄せるために本当に有用な努力が何であるかを教えてくれます。
目次
コントロールできないものを手放し、コントロールできるものに集中する
この本を貫いているひとつのテーマがこれ。
「コントロールできないものを手放し、コントロールできるものに集中する」
というものです。
人間って案外、自分ではコントロールできないものをどうにかコントロールしようとして躍起になって頑張っちゃったりしてるんですよね。
残念ながら、それは無駄な努力です。
労力が多く、効果は少ない。
むしろ期待してしまっている分だけ、ストレスが大きくなります。
私たち人間には、他人や過去を変える力はありません。
他人に対してできるのは情報を提供するというところまでです。
コントロールできないものをコントロールしようとするのは、動かないハンドルを必死に回そうとするのに似ています。
あるいは、自分自身の人生のハンドルを誰か別の人に握らせているとも言えるのかもしれません。
運をアップするには「試行回数」と「精度」しかない
運を作るには「試行回数を増やす」と「精度を上げる」この2つの方法しかありません。
例えば、あなたが射撃大会に出場することになったとします。
その内容は、ライフル銃で300メートル先にある半径30センチほどの小さな標的に弾を命中させるというもの。射撃経験どころか銃に触ったことすらないあなたは、おそらく途方にくれるでしょう。
が、それでもあなたは、どうしても自分でそれを成功させたいと考えるようになります。
なぜなら、あなたがその標的に一発でも弾を命中させることができたら相当額の賞金がもらえることを知らされたからです。最終的に弾を標的に当てる、つまり賞金をゲットするためには2つのアプローチ方法が考えられます。
- 標的のある方に向かって「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」式に、とにかくどんどん打ち続ける(試行回数を増やす)。
- スコープの使い方や風の読み方など、ライフル射撃に必要な知識をか一通り頭に入れてから「一発必中」を狙いにいく(精度を上げる)。
マニュアルを読んだり勉強したりするのは苦手。まずは「実践あるのみ」という人なら1。
無駄弾を撃って体力を消耗するより、多少時間がかかっても確実に的を射たいという人は2を選ぶでしょう。いずれにせよ「的に当てる」つまり、「幸運(この場合は賞金ですが)を得る」ためには、撃つ弾の数(試行回数)を増やすか、射撃の腕前(精度)を上げるかの、どちらかひとつの方法を取るしかありません。
自分の願っていることに近づいていくためには、これに尽きるんだそう。
まずは打席に立たないと絶対ホームランは打てない。
だから、打席に立つ回数を増やすこと。
でも、一方で、ホームランを打てるように筋トレをしたり、身体の動かし方を研究したりする努力によって精度が上がっていきます。
この2つにコミットしていけば、必ず結果はついてきます。
ブログを書かなければ、誰にも見てはもらえません。
加えて、そこで試行錯誤したことを自分の中にスキルとして蓄積していくと、さらに良いものを発信していくこともできるようになります。
簡単なことなんですけど、多くの人はどっちも手に取らないで、見ているだけだったり、成り行きに任せっきりにしちゃってるんですよね。
これ、なぜなんでしょうか?
思うに、それは「失敗することを恐れている」んじゃなくって、「自分の現在地を知ってしまうことを恐れている」から。
自分の今現在の実力は行動しなければ、見ることにはなりません。
でも残念ながら、行動しないで立ち止まっていても、願っていることには近づいていかないんですよね。
「ある」と思っていれば、そこら中にチャンスがある
部屋の天井のシミを眺めているうちに、ふと、それが人の顔のように見えた。
そう思ったら、そのシミはもう人の顔にしか見えなくなる。 そんな経験はありませんか。放射線医がレントゲン写真などの読影をするときの基本は、そこに病変が「ある」を前提に見ることだと聞いたことがあります。
推定無罪ではなく、推定有罪。 腫瘍なり異常が「ある」を前提に見るのと、「たぶん何もないだろう」と思いながら見るのでは、見え方が違うのです。
「ない」と思っていれば、見えるはずのものも見えない。「ある」と思っていれば見えるはずのものは見える。
可能性って、そもそも期待している人の元に転がり込んでくるもんなんですよね。
可能性を信じてない人には、そもそも選択肢が見えない。
能力があっても、その能力を使って現実を変えることができるって信じてない人は、その潜在能力を発揮できないんですよ。
「自分には今、目の前にある現実を変えることができると信じる能力」 ある心理学者がその能力「PQ=ポジティブ才能」と呼んでいたのを思い出しました。
関連記事:人の潜在能力を最大に引き出す「PQ=ポジティブ才能」を知ろう。
自分の能力がそれに釣り合った行動を呼び起こすわけではありません。
私たちの行動は「現実に対する認識」によって決まっていきます。
だからこそ、「自分の能力がどれくらいか?」ということだけでなく、
最速で失敗すれば、ゆくゆくは成功に変えられる
私の好きな言葉に「失敗するなら最速で失敗したほうがいい」というのがあります。
最速の失敗には、成功が待っているからです。
最速の失敗であれば、リカバリーする時間も十分にあるし、その失敗からいろんなことが学べるから、それを活かしてまたチャレンジができる。
遅い失敗は最悪です。取り返しがつきません。
多くの人は、目の前にある結果を見るのが怖いので挑戦自体を先送りにしてしまいます。
そして、チャンスを逃していきます。
でも、本当に願っている結果に近づきたいのであれば、
そもそも「失敗」と結論づけてしまうのは、それを糧として自分自身に活かさないで、自分の「黒歴史=見たくないもの」として、自分の記憶からなかったことにしてしまうからなんですよね。
むしろ、その結果を、次の挑戦の精度を高める経験とするのであれば、成功のための有益なデータと見れるようになるんです。
この見方の違いが、最終的には正反対の作用をするようになります。
- 出来事 → 黒歴史(解釈) → やらない理由(結論)
- 出来事 → 次の成功のための有益なデータ(解釈) → 成功の確率を高める経験(結論)
こんな感じですね。
❷の解釈をできるようなマインドになれば、もうあとは挑戦を増やしていくだけです。
むしろ、失敗するなら、誰よりも速く失敗した方が得であるという結論になります。
「できるかできないか?」という問いではなく、
これ、金言ですね。
思いついたことをすぐ実行する
とにかく思いついたことをすぐ実行する 成功している運がよい人というのは、すぐに動ける仕組みを作っている人です。・・・。
思いついた日の夜、寝る前に最初の一手を打っておかないと、大体やる気がなくなってしまう。・・・。やる気にも賞味期限というものがあって、それをうまく使っていかないと何もできなくなってしまうことになります。
人間迷っていると、それだけでエネルギーを消費します。 そうすると、
- 悩む
- 迷う
- 考える
で、一日を消費していく、望ましくない行動サイクルが常態化してしまいます。
「思いついたことをすぐ実行する。」
これを行動習慣に取り入れると、一気に充実度がアップしていくんですよね。
過ぎた時間は取り戻すことができません。
失敗を肯定して、それを成功に向かうデータとして取り入れることが、経験を成功に変えていくための鍵です。
最悪を受け入れる覚悟があれば、大胆に行動できる
私はなにかをしようとするときは、最悪どんなことが起きるかということを考えてからやります。
それを受け入れてしまってからやると簡単に事が進むからです。物事を円滑に進めるには、そうやってまず最悪のパターンになることを前提として受け入れておく事が大切なのです。
最悪の事態を想定して、それをいったん受け入れておけば、最もよくない不運のパターンに陥ったときも再起可能だし、次の運を開くことも可能です。
うまくいかなかったとしても、、、という思考は大事です。
うまくいくだけのイメージを膨らませて、それが結果として、手に入らなかった時のダメージは計り知れません。
そして「取り返しがつかない」と立ち直れないと思ってしまうこともあるでしょう。
「絶対に失敗してはいけない」と考えていると、失敗した自分をイメージを何度も思い返してしまい、逆に失敗に向かって自分の行動を無意識に近づけてしまうことがあるからなんですよね。
行動には必ずリスクが伴います。
であれば、どんな結果があったとしてもそれを受け入れ、それでもなお前に進むことができる選択肢を考えた方が有益でしょう。
安心感こそが、大胆に行動する上で重要なポイントになっていきます。
恐怖にとらわれていると、人間のパフォーマンスは落ちます。
適度な緊張感を持ちつつ、最悪の場合は軌道修正することができると、挑戦への覚悟を決めること。
大胆に一歩を踏み出すことができる人には理由があるんですよね。
やり残したことが、あなたの運を奪う
人は直近に問題があると、未来のことをあまり考えられなくなってしまう性質があります。
近くにあるもののほうが重要に見えて、遠くにあるものは重要には思えなくなる。
それを行動経済学の用語で「双曲割引」というのですが、要するに人は「近い将来の価値を大きく、遠い将来の価値を小さく感じる」のです。ですから、何か長期的で重要な仕事に取り組もうとするなら、直近に心残りを残さないことが大切です。
やり切るって大切ですよね。
人間ってマルチタスクで物事を捉えることってそもそも苦手で、何かを焦点化して捉えるって性質があるんです。
だから、やりきってない何かがあると、それがそんなに重要じゃないことでも、気になって頭から離れなくなっちゃうんですよ。
もちろん、色んなことが並行して進んでいくっていうことは必ずあるはずです。
だからこそ、目の前にあるTo Doをたくさん並べて積み上げていくんではなくって、一つ一つやりきって乗り切ることが大事。
”後ろを振り返りながら”とか、”未来にある色んなを見据えながら”となりすぎると、「今ここ」に割けるエネルギーがどんどん消費されていっちゃいますから。
宿題を先送りにしないで、一つ一つ終わらせていくことで、目の前のことに集中できるようになるってことですね。
そういえばDaiGoさん、ポジティブ・チェンジという本の中で、To doリストを作る時には、To doを一つずつ付箋に書き出して、並べ替えて、一番上に見えるTo doだけに注目して取り組むことが有効だって言ってました。
関連記事:メンタリストDaiGoの最高に集中するためのTo doリスト
並行して色々と考えるよりも、今目の前にあることに集中するってことが大事なんですね!
まとめ
うーん、なるほど!
だいき
「運」っていうのを「捉えどころのない、どうにもできないもの」として考えるのではなくって、「手に入れたいものに向かってコントロールできないものを近づける行動」って考えてみると、できることって案外たくさんあるもんなんですね。
学んだことで生き方を変えよう。そして一歩を踏み出そう。
あ、この本要チェックです。
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